現代の治安維持法を永久に廃案にしよう
2012/5/14更新

共謀罪新設反対 国際共同署名

共謀罪反対署名を集めて下さい
各種団体の署名が総計50万筆以上!
当署名運動12/12現在…37,118筆

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首相記者会見で共謀罪質疑

4/19討論会
4/25国会行動

5/23(水)
国会前行動へ

2012/4/13 日弁連意見書

共謀罪自民修正案批判

5月行動入りビラ

「共謀罪」反対ブログなど

報告
■4/19 秘密保全法の危険性を議論
■4/25 国会前に多数集まり行動

4/25国会前行動の様子 25日の国会前行動では、前日からTPP反対の座り込みがあったので、いつもの場所から移動し参院議員会館前あたりで。隣では「障害者自立支援法」による福祉切捨てを許さず撤廃を求める行動も。

 昼には密集して(場所が狭いので)昼集会。大阪から全金労組・港合同の仲間も駆けつけました。

 共通番号制=国民総背番号制と一体の増税論議で混乱する国会にあって、会期大幅延長も含めて自公民による治安管理法案通過が進められています。暴力団やネット犯罪を掲げてサイバー弾圧や人権無視の団体規制が狙われています。ご存知でしょうか?話題の「孤立死」など、全国自治体の生活保護課などに、暴力団の不正受給対策と称して警察関係者が配置され、申請者を門前払いしていることで引き起こされてもいるのです。治安管理社会が人々を殺している現実に怒りが高まります。

 農民も「障害者」も労働者・市民も、生きるために声を上げています。これに対し、「お国」にたてつく者を監視し弾圧するために治安管理が強化されている、これに共同で反対することが必要です。

 秘密保全法案も、反対の声が突きつけられることで、今国会では「難しい」「慎重に」とか官房長官が言っていますが、機会を狙っています。共謀罪も、産経新聞の「5月末成立期限」のデマ扇動記事の背景のFATF(金融活動作業部会)勧告〜金融取締りに共謀罪導入〜の対応を陰で進めています。もちろん「5月末成立」など許さず、5月23日には国会前行動を行います。

4/19「秘密保全法案と共謀罪」討論集会 足立昌勝関東学院大学教授の講演 これに先立つ19日には東京中央区の月島区民館で、秘密保全法案と共謀罪に焦点を絞って討論が行われました。講師として関東学院大学の足立昌勝教授を迎えて50分ぴったり講演。集会呼びかけ期間が短かった感がありますが、逆に少数精鋭でざっくばらんに議論しました。85年頃に自民党中曽根政権が出してきたスパイ防止法=国家機密法(国家秘密法)と比較しながら説明。

★かつては反対運動の中心軸として総評など強力な労働運動があり、日弁連も反対運動を展開していて、戦前の例を使って批判したそのころのパンフレットもみんなで回覧。しかし今回は総評はなく(中曽根元首相によると国鉄分割民営化で総評−社会党を潰し改憲を行うことを狙った、と)、民主党が政権与党化するなかでの課題も指摘。

★今回の秘密保全法案が指定対象とする「特別秘密」には防衛・外交にくわえて公共の安全=治安が加えられ、大幅に拡大改悪されている。

★立法の根拠・対象として、スパイ防止法は防諜を建前としたが、今回は露骨に「国民」、民衆を監視対象としている。

★法案議論過程も秘密にされて問題化。特別秘密指定は、そもそも何が秘密かも秘密で、取り締まり対象である「特定取得行為」の範囲すらわからない。知らずに情報公開を要求するだけで逮捕されかねない。

★漏えいや「特定取得行為」の未遂・扇動・教唆・共謀が罪になる。これまで共謀罪が出てくるのは、国家体制を守るためとして自衛隊法や公務員の労働争議などの部分。国体護持として、治安維持に共謀罪を全面的に導入しようとしている。

★新捜査手法とも連動し、治安体制の再編・拡大につながる。自衛隊情報保全隊や公安警察などのスパイ・非合法活動が公認され、公開法廷も制限、改憲、秘密国家。

★軍事機密や外交密約など、秘密を不可欠とする国家体制の現実を前提化した「情報公開」だけでは勝てない。運動の構えとしては、「秘密保持」で民衆を管理支配しようとする国家体制そのものに目を向け、共謀罪・秘密保全法を批判しなければならない。

などなど。足立教授は、「秘密保全法の共謀処罰を認めることは、共謀罪を認めることに等しい、それでは何のために闘ってきたのか。原点に立ち返って阻止しよう」と強く訴え。参加者は決意を新たにしました。

 


■3/13国会前行動
■3/18シンポYの様子

3月13日の国会前行動・昼集会の様子  3月13日の国会前行動・昼集会の様子

 3・18戦争と治安管理に反対するシンポジウムYの様子3月18日「シンポY」の様子

(3/24追加)3・18集会の報告(外部リンク)
THE INCIDENTS 取り調べの可視化を口実に、新たな捜査手法の導入をはかる警察、検察

 共謀罪復活策動に対して、3月13日には国会前行動。3・11福島と東京での原発いらない大規模集会の報告と、再稼動か阻止かの緊張の中での弾圧を許さない、ケーサツに「凶器」を渡さない、と昼集会を行い、いつもより大飯、もとい多い公安警察の監視活動を監視しつつ、共謀罪阻止のコールを国会に向けて放ちました。

 このように反対運動を展開し、3月中旬の今のところ共謀罪法案は出せていない状況に追い込んでいますが、何があるかわからない流動国会に対して声を上げ続け、99年以来の治安立法ラッシュと対決していくことが必要です。

 なにしろ秘密保全法案には共謀罪が入っており、「情報を公開せよ」といっただけで逮捕できたり、「あんたん家の方に放射能流れとるけんど、特別秘密だもんで、家族にしゃべってもアウトだかんね」と関係者にたがはめしたり、国家による情報統制が可能となります。

 警察庁の「汚い捜査手法研究会」2月最終報告を受け、法案提出のお膳立てとなる法制審議会特別部会でのダーティー捜査の検討も進められています。

 捜査当局に都合のいい「一部可視化」を取引にした特高警察化など認められないということで、3月18日には中野勤労福祉会館にて捜査手法問題の議論などが深められました。もはや御用学者ですら現行憲法・法律との整合性を説明できない違憲・違法捜査を、「必要性」を強弁して導入しようとする流れに講師の春日勉准教授などから鋭い批判が突きつけられました。関東学院大学からは、足立昌勝教授とともに来られた岡本洋一講師のコメント発言も。さらに救援団体や反弾圧、労働運動関係からも弾圧とのたたかいの現況などが報告されました。

<写真>3・18戦争と治安管理に反対するシンポジウムY

 山脇晢子さん(弁護士) 春日勉さん(神戸学院大学准教授、刑事訴訟法)
左:主催者挨拶 山脇晢子さん(弁護士)
右:春日勉さん(神戸学院大学准教授、刑事訴訟法)

 池原毅和(いけはら よしかず)さん(弁護士、医療観察法をなくす会) 足立昌勝さん(関東学院大学教授)
左:池原毅和(いけはら よしかず)さん(弁護士、医療観察法をなくす会) 提起「新自由主義と司法福祉」
右:足立昌勝さん(関東学院大学教授)

3・18戦争と治安管理に反対するシンポジウムYの様子
みんなでスローガンコール

<写真>3・13国会前行動

 いつもの横断幕 朝の座り込み風景

3・13国会前行動の様子
4月もやります、国会で。

4・25(水)国会前行動8:30〜13:00  昼集会[12:00〜]に結集を!

 


■2/18共謀罪・治安立法反対集会の様子

「2・18共謀罪再上程阻止!一切の治安立法反対!運動への弾圧を許さない!総決起集会」(主催:破防法・組対法に反対する共同行動)の様子

 2月18日、東京の日本橋公会堂において、共謀罪国会上程阻止、治安立法ラッシュと対決する、とした集会が行われました。とりわけ共謀罪と、その運用に不可欠となる汚い捜査手法(ダーティー捜査)、言論弾圧の秘密保全法案を批判する講演を軸に、あらゆる戦争・治安管理の法案、監視社会化、社会運動へ弾圧を対象化し批判していく(行動する)ものとして成功しました。Ustream中継もおこなわれました。
基調報告ののち、以下の2人からメイン講演をしていただき、質疑応答。

山下幸夫さん(弁護士)丸山重威さん(関東学院大学教授)
左:山下幸夫さん(弁護士) 共謀罪復活と新たな捜査手法批判
   →Ustream     

右:丸山重威さん(関東学院大学教授) 秘密保全法案の批判
   →Ustream(=上記6)       

根津公子さん(元教員)宮崎俊郎さん(反住基ネット連絡会)
<左>根津公子さん(元教員)…「日の君」被処分者への分断判決は、マスコミがいう「一定の評価」どころではなく、「秩序を乱す」「はむかうものは許さない」という治安維持判決。たたかいの火を消さない。
<右> 宮崎俊郎さん(反住基ネット連絡会)…国民総背番号制の共通番号制(マイナンバー法案)反対運動の呼びかけ。院内集会3/6衆院第二議員会館12時など。

また、刑法改悪阻止!全都労働者実行委員会からは、「刑の一部実刑法案」批判。実刑判決のハードルをさげ、さらに長期「保護観察」、労役、場合によっては猶予分刑期も追加。
東京都安全安心条例反対共同声明の方からも。原発反対にも取り組んでいて、原発再稼動に向けた「料金」「エネルギー」キャンペーンに乗らず、対決していこうと。
山谷労働者福祉会館活動委員会から、野宿者排除・弾圧とのたたかい。江東区の弾圧で救援カンパもよびかけられました。

最後に行動提起とシュプレヒコール。3月13日(火)国会前行動が新たに提起されました。そして、3月18日(日)シンポジウムの大枠も出されました。

シュプレヒコールの様子

 


■1/21「治安法」討論会を受け、
■1/24国会開会日行動をうち抜く

1/24国会開会日行動 昼集会の様子

  国会開会日は、前日の降雪のおかげで道路が凍って交通がマヒ状態でしたが、なんとか協力して宣伝物を持ち寄り、朝から国会前でチラシまきを行いました。国会前には右翼と原発反対団体、公害訴訟や請願デモなど。私たちは警察の妨害を許さず、第2議員会館前で座り込み・宣伝活動し、昼には簡単に集会。

「共謀罪・治安立法の現在・未来」討論会(1/21 東京都中央区・佃区民館) この行動は、これに先立つ1月21日の「共謀罪・治安立法の現在・未来」討論会での議論を受けて、力強く打ち抜かれたものです。ここでは「戦争と治安管理強化」を権力者が必要とするような現在の政治・経済危機の構造も分析。3度目の廃案以降も共謀罪とたたかう態勢を解かずに、おととしからの共謀罪全面復活策動・コンピュータ監視法攻防を打ち抜いてきたことを総括しつつ、昔の国家機密法案の復活である秘密保全法案など99年盗聴法・組対法国会以来の治安立法ラッシュ、あるいは「ダーティー捜査」導入の動きなど「戦争と治安管理国家化」の全面化といかに対峙するか、煮詰まった水面下の攻防の現況を共有しながら討論。

 1月4日の産経新聞1面の「共謀罪を国際公約 5月創設」(関西版は「『共謀罪』創設に黄信号」)なる某政府高官筋のデマ情報を使った通常国会での共謀罪新設の扇動の狙いを暴き、餌食にしていかに反撃するか。その意味でも注目は、原発いらない・原発反対(脱原発・反原発)の運動と共謀罪反対運動がどう関連するか、という質問が出たところにもあります。

(まず前提ですが、「共謀罪」反対運動の流れとしては、盗聴法・組織的犯罪対策法など、大衆運動弾圧・団体規制を通して権力者が民衆の生活・権利を奪っていくことを核心として仕掛けられた治安管理法制定、これに対して、これがすべての人々の人権を侵害するものとして幅広く反対の運動・世論を広げて阻止してきたものだと思います。当署名運動は、このような運動の流れと歩を共にしながら、幅広く「共謀罪」反対の点において運動を広げることを進めています)

 福島第一原発事故で根こそぎ生活を奪われ、あるいは健康を脅かす放射能汚染が際限なく拡大していく(しかも今後のトラブル如何では「250km圏内避難、東京政府も逃亡」という当時の政府想定が現実になりうる状態は今も続いている)ことを目の当たりにし、膨大な人々が声を上げ始めたわけですが、これは「国家」の原発推進とぶつかり、昨年9月のデモでの12人不当逮捕をはじめとしてさまざまな弾圧が行われています。今後もこの大規模な運動は、治安弾圧との攻防を対象化してこそ進めることができると思います。
 監視と弾圧、その政治を打ち破ってこそ、生きるための要求が実現できる、このことを行動を通して共に理解しあったとき、相互に運動は発展する、「共謀罪」反対運動が力強く広がるということだと思います。

 結論として、共謀罪新設とは、まさに原発反対のような運動をつぶすことをこそ核心にすえているのではないのか、ということです。そして、共謀罪を永久廃案に追い込むためには、このような原発反対などの市民運動・労働運動など社会運動を担う人々が協力し、団結して共謀罪に反対することが不可欠なのではないか、ということです。議論を「ぐいっと」まとめるとこんな感じではないでしょうか?

 そういうわけで、国会前行動ですが、「原発いらない」運動への弾圧反対を押し出し、実際にも国会前に来た原発反対の仲間とともに、議事堂方向を向きながらコールを響かせたのです。他にも労働運動や失業者への弾圧反対の訴えや、市民の風刺句や若者の怒りの絶叫なども交えながら、昼集会を打ち抜きました。

 いよいよ今年、共謀罪阻止決戦が開始されました。チラシ(ビラ)入れ、メール、署名、国会、街頭宣伝、団体呼びかけ、声明、デモ、地域で学習会など、あらゆる「共謀」のやり方があります。なんとしても現代版・治安維持法を葬り去ろう。

 


■2011/12/10 有楽町で街頭宣伝
   「汚い捜査手法」の警察妨害はねのけ貫徹

12/10有楽町情宣の様子

 土曜日の昼前に、旧「有楽町マリオン」前で共謀罪法案の国会提出反対の街頭宣伝を行いました。10数人でチラシをまき、横断幕をたて、マイクアピールをしました。当日は日比谷野音で「原発いらない」集会があったので、有志でそちらにもチラシをまき、あわせて2000枚近くがはけました。
 運動が盛り上がると出てきますが、警察による街宣妨害(ケチつけ)が行われました。 しかし私たちは、そんなものには動じません。特高警察時代からの「汚い捜査手法」(電話盗聴やスパイ化工作、でっち上げ逮捕など)を非合法で常習化している公安刑事の横暴に、「国内最大の犯罪組織=ニッポン警察に、共謀罪など渡さないぞ!」と怒りを燃やし、みんなでパチリと顔写真を撮影するのでした(※公務中の警察官に肖像権はありません)。弾圧のエスカレートには毅然として反撃を行いましょう。「共謀罪」阻止・「汚い捜査手法」導入反対の声を広げよう。

 


■11/20 共謀罪国会上程と新捜査手法に
      反対する共同シンポ

「共謀罪新設阻止!汚い捜査手法導入反対!11.20シンポジウム」でスローガンを唱和

 11月20日、東京の日本橋公会堂において、「共謀罪新設阻止!汚い捜査手法導入反対!11.20シンポジウム」が行われました。来年通常国会に共謀罪法案を提出するのか否かがいよいよ差し迫った情勢に入る中で、「4度目の共謀罪」を断じて許さないという声を広げる突破口として、治安弾圧・監視社会に反対する団体の共同呼びかけで開催され、90名の仲間が集まり成功しました。

 社会運動への弾圧が強められる中、「汚い捜査手法を導入して共謀罪で威圧・逮捕し、取調べと裁判で防御権を奪って速やかに長期投獄する」という一体の動きに反対し、東西の救援連絡センターが先頭に立って司会進行。

寺中誠さん(東京経済大学教員) 山脇晢子弁護士の主催者あいさつの後、東京経済大学教員の寺中誠さん(右写真)がメイン講演。共謀罪を廃案にする過程で、国際人権運動の立場から共同で運動してきた方で、「国際的な治安対策の動きと日本の犯罪対策」と題して提起。

 9・11以前の90年代以降に進められてきたG8の組織犯罪・ハイテク犯罪対策と、同時期のFATF(→後述)による金融犯罪対策の動きが連動して国際的(越境)組織犯罪条約につながり、特に9・11以降は、これまでアメリカが強行してきた「治安維持のための武力介入」を「反テロ」戦争へとエスカレートさせることと一体で、組織犯罪対策を「反テロ」へとシフトしてきた。そのなかでの日本の共謀罪新設などの動きとしてある、という関係を説明。

<これまで法務省と外務省が国際的(越境)組織犯罪条約を根拠に、(サイバー犯罪条約によるコンピュータ監視法付きの)共謀罪を推進し、私たちもこれに反論してきました。ところが現在財務省が表に出てきて、金融犯罪対策を掲げて共謀罪導入を進めています(実際、廃案になった条文にも犯罪収益条項がある)。その根拠とされているのがFATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会)という、G8主導で強力な権限を持った「国連ではないただの政府間会合」による日本政府への勧告です。外圧の体裁を取っていますが、実際には日本当局(警察)が入り、自ら共謀罪導入勧告を手がける「自作自演の共謀」です。>

 この90年代以降の20年に及ぶ国際治安対策の流れと軌を一にして、「国際化」を旗印にした国際刑事司法共助が進められてきており、入管強化、コンピュータ監視法・共謀罪、新たな捜査手法につながっている。対象として反グローバリズム運動や「ウォール街を占拠せよ」運動、体制変革を掲げる運動やとりわけ反原発運動、それらの拡大、ネットでの拡散を警戒し、監視を強化している。体制にとっての「不穏」分子を支配(弾圧・コントロール)しようと、そのための情報収集…ネット一般さらには活動団体の監視、海外データベース接続であり、そしてやはり20年かけて準備し入手しようとしてきた新たな捜査手法なのだということを提起しました。

 「コメント」は関東学院大学の足立昌勝教授と、山下幸夫弁護士。足立教授は、条約やFATF勧告による共謀罪新設の根拠と法案策動を切り、財務省が法務省・外務省と一体で法案提出へ動いている中で「このままでは、共謀罪法案は必ず出てくる」と警鐘を鳴らしました。個別に共謀罪を新設する秘密保全法制や今国会での「執行猶予の一部実刑化」法案についても触れ、「目の前のたたかい」の重要性をも訴えました。

足立昌勝・関東学院大学教授

足立昌勝・関東学院大学教授

山下幸夫弁護士

山下幸夫弁護士

 山下弁護士は、日弁連での共謀罪対策ワーキンググループ設立を公表。官僚は今月中にも法案作成し、法相の決断を迫るのみという切迫した状況であり、反撃が急務であることを明らかにしました。新たな捜査手法については、警察当局は村木元厚労省局長事件を契機にした取調べの可視化導入を引き延ばし、逆手に取って法制審議会を新たな捜査手法導入の場にしようとしている。取調べ依存でない「新たな刑事司法制度」と称して、「諸外国で活用されているおとり捜査、通信傍受等の導入・活用」を狙っているとしました。また重要な動きとして、年内にも狙われるサイバー犯罪条約批准がなされると、直ちに通信記録のリアルタイム収集を「検証許可状」で取得する捜査が実施されると考えられると指摘しました。

共謀罪・新捜査手法反対11・20シンポの様子 全国金属機械労組・港合同によるカンパアピールの後、
集会発言は刑事弾圧と闘う連帯労組関西生コン支部、
間接強制・損賠など民事弾圧と闘う争議団連絡会議・明大生協労組、
刑の一部実刑化法案の参院審議開始を弾劾する「労働者実行委」の仲間、
あの共謀罪推進の旗頭だった自民党議員早川忠孝すら「口座開設も飲食店出入りもできない。過剰だ」と嘆くほどの暴力団排除条例を許さない「共同声明」の仲間、
不当な家宅捜索と闘う動労千葉、などが発言しました。

 最後に司会から行動提起。12月10日(土)の旧有楽町マリオン前情宣(10:30〜12:00)、来年の通常国会開会日行動(8:30〜13:00)、1月21日(土)の「共謀罪・治安立法の現在・未来」討論会(予定)を18:00〜21:00、さらには情勢次第で「戦争と治安管理」全般に反対するシンポジウムを検討すると発表されました。

 


■11/10 国会:共謀罪上程、断固阻止!

11・10国会前行動の様子
賑わう国会前で「共謀罪」絶対阻止へ気勢

 法務省らが、来年の通常国会における共謀罪法案の国会上程を準備しています。与党・民主党のマニフェストを放棄させ、年内にも予定法案として確定させようと、あくどい策動を陰で繰り広げています。私たちは断じて許さない!彼らがもっとも恐れていることは、反対運動が早期に盛り上がることです。4度目の共謀罪法案の国会上程を絶対に阻止しよう!

TPP反対で座り込む農業関係者 国会行動当日の11月10日、野田首相がTPP参加表明するとの動きに、早朝から国会前には農業関係者などが大規模に陣取り、TPP反対の座り込み。いつもの衆院前は空いていなかったので、参院前で座り込み(執行猶予の<保護観察・労役化+一部実刑化>の法案については今国会で参院先議なのでちょうどいいが)。国会前は終始賑やかな雰囲気でした。(結果、当日のTPP参加表明は、なしになった)

 チラシをまき、昼には集会。冒頭、「原発いらない」経産省前座り込みでは「任意同行」など警察の弾圧が行われていることが報告されました。原発にしろTPPにしろ、生きるために国策とたたかうとき、必ず弾圧が来る、そのための「話し合うだけで罪になる」共謀罪にともに反対しよう、と国会前の人々に訴え。集会参加者のほかにもシュプレヒコールの唱和が随所で見られました。

 弁護士の挨拶、労働争議弾圧との闘い、野宿労働者排除を許さない発言などの後、11月20日のシンポジウムへの参加が呼びかけられました。

 


■10/1 共謀罪&「汚い捜査手法」反対で集会

・「原発いらない」運動などへの治安弾圧に反撃を!
・「反社会的勢力」排除条例(暴排条例)による、最大暴力団=ニッポン警察独裁・超治安管理を許すな

甦らせるな!共謀罪 汚い捜査手法導入反対! 10.1総決起集会(中野勤労福祉会館)

 10月1日、中野勤労福祉会館3Fで「甦らせるな!共謀罪 汚い捜査手法導入反対!」の集会が85名で行われました。9月の討論集会を受けて、原発いらない運動の高揚の中での各運動体・行動への治安弾圧の激化に抗し、共謀罪国会上程阻止と、共謀罪に不可欠の「汚い捜査手法」導入反対を掲げて反撃していく陣形を作っていくものとして呼びかけられたものです。
  おりしも10/1「東京都暴力団排除条例」施行日(沖縄と合わせて全国で各条例が施行され、今後さらに市町村でも策動)、条例で人権はく奪対象を「反社会的勢力」と規定し、警察のさじ加減で対象をいわゆる「暴力団」に限らず政党、労働運動、市民運動や反原発デモまで拡大できる違憲条例もテーマとなりました。警察が「反社会的勢力」とみなせばその対象主体は<口座開設もケータイ契約もアパート賃貸も違法(「関係者」がデータベース化され、企業が照会できる!)>で客体(市民)は<名義貸しはおろか自動車販売もピザ宅配もカンパも会食もあらゆる利益供与・接触が違法>という、暴力団対策を隠れみのに憲法も法律も踏み潰したアクロバットな団体規制条例。まさに「警察に歯向かう者は反社会的勢力=人権なし」。最大の暴力団=警察が国家権力をたてに民衆運動を潰し、排除していく凶器そのもの。民衆運動の拡大で反撃していく以外にありません。

 基調提起は主催者の「破防法・組対法に反対する共同行動」事務局から。原発震災下での軍事(戦争)・治安管理のエスカレートのなかで、捜査手法拡大と並行した4度目の共謀罪新設攻撃と、民衆運動つぶしへの総反撃を軸に先行的なたたかいを広げていくことを提起し、11月に向けた方針がだされました。

山下幸夫弁護士 講演は山下幸夫弁護士。昨年の共謀罪提出策動などを踏まえても、民主党政権下での共謀罪提出の可能性が極めて高まっていると分析しています(平岡法相就任をどうみるか、については<報告>9/13討論集会、および<情勢>9/14記を参照)。新たな捜査手法については、検察の証拠捏造事件を受けて課題にあがった「取調べ・供述調書に依存しない」「取調べの可視化」の為には警察に新しい捜査手法を付与することが必要、という議論がなされ、その流れのなかで法制審議会(ここでゴーサインがでれば法案作成・提出)に「新時代の刑事司法改革」特別部会が設置され議論が開始されようとしていることを説明(「汚い捜査手法」内容については同上リンク参照)。一方、弁護士などでも「可視化(全面可視化でなくても)導入のためには一定の捜査手法拡大も必要」と称して「汚い捜査手法」を容認する極めて危険な流れがあり、大衆運動の声をあげて阻止していかなければならないともうったえられました。

 特別報告T「刑事弾圧をはね返そう!」は、東電前アクション、連帯労組関西生コン支部の西山さん、福岡組対法裁判から遠藤弁護士。9・11新宿デモ12人逮捕は全員奪還。しかし9・23排外主義反対デモへの警察の暴力と不当逮捕が強行され、獄中アピールが読み上げられました。西山さんは、生コン支部の闘いの前進に民事・刑事の激しい労組攻撃、権力側は「こんなに逮捕されている団体は労働組合ではない」(=「反社会的勢力」規定か)として法的組合地位はく奪すら狙ってきており、監視と弾圧には創意工夫をこらしたあらゆる反撃をしていくと。遠藤弁護士は、福岡組対法裁判では検察が「組織的犯罪」した主張する団体の存在が認定されず、組対法が全く適用できなかったことを報告。

 特別報告U「検察・警察・裁判所の腐敗を糾弾する!」は、国賠ネットの土屋さん、迎賓館・横田裁判完全無罪かちとる会の板垣さん。土屋さんは、警察によるでっち上げや職質濫用といった横暴、えん罪事件などタイトルどおり各司法当局を糾弾し、それと闘うべき弁護士会の現状も追及。板垣さんは未決(判決前)勾留だけで16年。一審無罪で当該事件では一切証拠がなくても、前後にあった事件をむりやり関連付け、共謀の推定のみで逆転有罪を下し長期投獄を狙う検察・裁判所との徹底対決を宣言。

 各方面からの発言は、立川テント村の大西さんが、軍事化し最も民衆の「防災」からかけ離れた東京都10.29訓練の問題を訴え。東京都安全安心条例反対共同声明からは、暴力団排除条例反対の訴え。「独裁国家」ばりの人権侵害条例であり、反治安法で闘う人々こそ先頭で反対すべきだと発言。医療観察法をゆるすなネットの龍眼さんは、福島原発近くの双葉病院で患者置き去りで多く亡くなったという事件からみえる精神病院の実態の問題などを紹介。都教委・包囲ネットの見城赴樹さんは、在特会や「つくる会」系教科書など排外主義と連動した世界的動きのなかで、「この国には独裁が必要」と公言する大阪府の橋下知事による教員・公務員労働者攻撃を弾劾、「大阪都」にむけた大阪市長選出馬を許さない運動をしていくと。

 最後に、次の行動に向け、団結してシュプレヒコール!4度目の共謀罪上程阻止!

 


■9/13 臨時国会:共謀罪阻止へ行動と討論

110913臨時国会開会日行動の様子

▼9月13日の臨時国会開会に対して、4度目の共謀罪法案制定策動と対決し、国会前行動が行われました。

「共謀罪」反対ウチワ国会前で共謀罪うちわをあおぐ 開会日自体が関係者でもあまり知られていないなかで急遽お知らせし、国会前に登場しました。昼には各人がマイクを持って国会・通行人に向けて情宣。残暑というか真夏日のなか、「共謀罪うちわ」で涼をとりながら、今秋第1弾を打ち抜きました。(うちわ、在庫あります。)

 チラシなどでも書かれていますが、共謀罪法案から分割した「コンピュータ監視法」等を巡る今春通常国会攻防でも、自民党議員が法案そっちのけで共謀罪の大合唱、民主党・江田法務大臣(当時)も「新しい共謀罪を省庁間で協議中」と“マニフェスト”そっちのけで答弁、共謀罪法案提出・翼賛制定策動が進められていることが明らかとなっています。今春攻防の教訓としても、情報統制を突き破って、法案が具体的に出てくる前に、先行的に大衆運動をもって潰していくことが必要です。

110913共謀罪国会上程阻止!討論集会(日本橋公会堂)▼夕方からは、いかにして共謀罪新設を阻止するかということで、討論会を日本橋公会堂で開催。

 事務局からの提起と足立昌勝教授、山下幸夫弁護士の発言を軸に、質疑・討論。@共謀罪は出てくるのか、野田民主党政権・平岡法務大臣体制をどう見るか、A対国会など、どういう論理で運動を広げ、阻止していくか、B反原発運動など、各運動との連携をどうするかなどを論点として進みました。

@野田政権の先行きも不透明で、現政権にせよポスト野田にせよ、支配体制の要請から、早晩共謀罪は出てくる。平岡法相では官僚は「やりづらい」だろうが、法相就任とはすなわち体制に取り込むということであり、大衆運動の力なしには共謀罪阻止はない、死刑廃止論者の法相に死刑執行させた事を甘く見てはならない。さらにコンピュータ監視法攻防で見えた日弁連の、法務省および民主党との関係・あり方にも切り込んでいく必要あり、ということが前者の議論。

Aまた共謀罪阻止の論理として、元となっている国際的(越境)組織犯罪条約への運動的立場も改めて論議。治安立法反対の運動体としては、国際治安管理強化の条約反対を堅持してきたが、その基礎の上で、修正でなく「共謀罪」制定断固反対を打ち出し、そこで一致点を広げて大衆運動を広げてきた。その過程で条約賛成の民主党も共謀罪修正から制定反対に転換するに至った。要するに、治安管理国家化との対決の基本路線のもとで、大衆運動拡大へ個別柔軟な戦術・論理の展開を図って勝っていくというようなことでしょうか。

Bさらに、反原発・脱原発運動の高揚、警察の弾圧強化のなかで、どう反治安法運動を広げていくかということ。当初はあらゆる運動体が反原発運動に流れてコンピュータ監視法の問題が認知されず、運動に遅れを取ったという感覚が否めなかったが、むしろイラク戦争の時も同様、弾圧問題を知らない人々が膨大に集会・デモなどに合流してきて最初は浸透が難しいが、国策との対決とならざるをえない以上、必ず弾圧問題に直面する。9・11新宿デモで12人が不当逮捕され、警察のあまりの横暴さに参加したママたちも怒っている。むしろ反弾圧の必要性や共謀罪の問題に、多くの人に気付いてもらえる「チャンス」として積極的にとらえようと、現場報告も交えて議論されました。

 加えて今回の共謀罪攻防は、共謀罪捜査に不可欠な「汚い捜査手法」の導入策動とあわせて批判し阻止していく必要が訴えられました。すでに進められあるいは導入されようとしているDNAデータベース拡充、盗聴拡大、被告の「偽証罪」をはじめとして、言動捕捉、黙秘権侵害、潜入捜査・スパイ捜査、無令状逮捕、司法取引、証言強制など、改憲と一体のすさまじい内容が検討されています。10月1日には双方合わせて反対する集会、以降に幅広い呼びかけでシンポをもてればと検討中です。

 他にも音楽・映画などの違法ダウンロード罪新設の動き、法改定なしにGPS携帯電話の位置探索捜査開始しようとする動きなども暴露されました。「カレログ」という、「彼」のスマートフォンの位置情報、通話の履歴、バッテリーの残量などを「彼女」が確認することができるブラックジョークみたいな実在アプリの話も。スパイウェア認定するかどうかみたいな話(ウイルス作成罪?(笑))も出ていますが、実のところ法務省・警察は「ぜひ欲しい」のでは?

 


■6/26 反戦・反治安管理シンポ5が成功

戦争と治安管理に反対するシンポジウムX(2011/6/26 東京都中央区・日本橋公会堂)

 6月26日(日)、日本橋公会堂(東京都中央区)において、「戦争と治安管理に反対するシンポジウムX」が行われ、110人が参加して成功しました。

丸山重威さん(関東学院大学 /日本ジャーナリスト会議) 第1部は「震災の陰で進められていること 挙国一致と戦争・治安エスカレート」として、丸山重威さん(日本ジャーナリスト会議。左画像)の基調的提起のもと、「戦争と治安管理」と格闘する各領域からの発言。原発震災下の情報統制、原発再起動策動とも一体の、財界復興「がんばろう日本」キャンペーンとその裏の被災者置き去り、津波で流されそもそも災害救援には使えない戦闘機・重火器を巨費維持している自衛隊や米軍「トモダチ作戦」…震災有事体制「活躍」の意味、エスカレートする警察の監視、「共通番号制」=国民総背番号制導入や改憲問題、デマ・襲撃との対決(国家権力による規制でなく運動と団結で糾していく)などが議論されました。「放射能で首都圏消滅」の浜岡原発を廃炉にすべく地域で地道に活動してきた仲間(共謀罪新設反対運動とも一体)からは、東海大地震の前に廃止に追い込むべく決意。
 また、討論では、ヘンリー・オーツさんから、「コンピュータ監視法案」成立に反対する電子署名の報告。緊急署名合計3650筆(FC2フォーム+署名TV)の本日で区切りとし、コメントつき電子署名を国会に突きつけた運動の成果と課題を踏まえつつ、共謀罪法案本体を阻止するたたかいにつなげていく決意表明。

鈴木卓馬さん(浜岡原発を考える静岡ネットワーク事務局長 /「つぶせ!破防法・共謀罪」静岡県連絡会共同代表)浜島 望さん(一矢の会)
左:鈴木卓馬さん(浜岡原発を考える静岡ネットワーク事務局長)
右:浜島 望さん(一矢の会)…「街頭監視カメラ緊急伝送」問題など

大洞俊之さん(自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練反対実行委員会2011 /立川自衛隊監視テント村)中村利也さん(差別・排外主義に反対する連絡会)
左:大洞俊之さん(自衛隊・米軍参加の東京都総合防災訓練反対実行委員会2011 /立川自衛隊監視テント村) 右:中村利也さん(差別・排外主義に反対する連絡会)

山下幸夫さん(弁護士)足立昌勝さん(関東学院大学教授) 第2部は、足立昌勝さん(関東学院大学教授。左側画像)と山下幸夫弁護士(右側画像)が論陣を張って展開されたコンピュータ監視法闘争の経過報告と共謀罪新設阻止の決意。また治安法を運用する警察・検察による原発震災下の運動体弾圧激化とのたたかいの報告が労働運動と農民運動から(コンピュータ監視法反対の市民活動家が別件逮捕された事件があり、早期釈放を勝ち取ったことも言われました)。さらにその弾圧にお墨付きを与えていく戦時的「刑事司法改革」への転換との対決を遠藤憲一弁護士が訴え。

遠藤憲一さん(弁護士)川口浩一さん(全国金属機械労働組合・港合同)
左:遠藤憲一さん(弁護士)…「戦時司法制度改革」の現状と全体像を暴く
右:川口浩一さん(全金港合同)…労組弾圧との闘い訴えつつカンパアピール

西山直洋さん(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)大熊寿年さん(三里塚野戦病院)
左:西山直洋さん(連帯労組関西生コン支部)…ゼネスト報復弾圧13名起訴と対決
 右:大熊寿年さん(三里塚野戦病院)…闘争本部撤去狙った高裁での逮捕50名を奪還

山脇晢子さん(弁護士) (「ネット規制」のマスコミ翼賛体制に一穴を空けたとはいえ、)コンピュータ監視法<+労働運動弾圧の強制執行妨害罪拡大>をいったんは成立を許しましたが、この攻防で得られた新たな運動の地平と教訓を土台に、秋に本格化する共謀罪法案阻止のたたかいの大発展につなげ、何よりも大衆運動の力で治安管理体制を引きちぎっていくための出発点となる集会でした。自民党・公明党などの野党がコンピュータ監視法案そっちのけで、共謀罪新設の大合唱で民主党と政権に屈服を迫っていたことに明らかなように、共謀罪法案分割制定の今回の攻防は、共謀罪本体を成立させるための前哨戦と位置づけられてしかけられたものです。9月に想定される臨時国会は共謀罪法案を巡る決定的な舞台となるでしょう。まとめの山脇弁護士(右上画像)の共謀罪新設反対署名再開宣言や、9月「総決起集会」お知らせなど、多くの方から提起されたように、今から共謀罪復活阻止の大運動を開始しよう。

6・26シンポ 最後のシュプレヒコールの様子
最後に気合だ。共謀罪を阻止するぞ!

 


■6/16 参院委での採決強行に
     怒りの抗議たたきつける

 ■6/17 本会議採決・成立許さず情宣

6/16参院議員会館前での採決強行弾劾集会の様子
6/16参院議員会館前:委員会採決強行に怒りのシュプレヒコール

 6月16日、参院法務委員会におけるコンピュータ監視法案、強制執行妨害罪改悪案の採決強行を許さない行動。朝からチラシをまいて、傍聴団送り出し。通常、委員会では傍聴など皆無に近いので、監視の「目」があること、問題法案であることを議員に意識させることはできます。外では座り込みと宣伝。

 この間の運動で、マスコミを挙げた「ネット取締り万歳」総翼賛論調から、東京新聞特報部と毎日新聞の一部で反対・慎重論陣が張られ、週刊誌、著名人、ネットメディアなどでも危険・問題法案だと声があがり、「ネット規制の問題法案」「コンピュータ監視法」であるというところまでだいぶ空気をひっくり返し、署名も3000を超えて集まっています。チラシの裏には署名のコメントを印刷し、反対の声を伝えています。

 参院法務委員会では「すんなり通したらまずいか」ということで、採決を14日から16日に延ばして「濫用しない」とかいう付帯決議をつけていますが、それをもって法案そのものは採決を強行、1名反対をのぞき、民主党・自民党・公明党など与野党賛成で可決(コンピュータ監視の大連立!)。この暴挙に対し、「採決強行弾劾!」「廃案にせよ」「制定を許さないぞ」と国会前で怒りのシュプレヒコールが国会に叩きつけられました。

 さらに抗議の声、治安管理法反対の運動を発展させて、制定阻止、コンピュータ・インターネット規制の発動をさせない力関係を作っていくことが何よりも重要です。明日の本会議採決に対しても、国会駅頭で朝の宣伝活動を行い、コンピュータ監視法案制定阻止を訴えます。

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 参院本会議での採決日の6月17日の朝、本降りの雨の中でしたが、国会前の地下鉄駅出口各所で断固チラシまきを行いました。
 コンピュータ監視法の成立を徹底弾劾し、このたたかいで広がった運動をさらに発展させていくことが、今回の政府・国会の暴挙と治安管理国家化に対する私たちの回答です。組対法・盗聴法反対運動では成立を許したとはいえ捜査当局に長年の足かせを強制し、治安管理国家化の要=共謀罪新設は、本来8年前に通っていたはずがいまだに反対運動に阻まれ、治安管理体制に巨大な風穴を空けています。
  一切は市民そして労働者・学生・農民漁民などの、不当なことは許さないという所からの団結力、いわば国家権力と民衆との力関係であり、それを発展させれば必ずネット検閲社会は吹っ飛ばせると確信します。エジプト革命はそれを示したし、やむことのない反原発のうねりはその巨大な力の一端を示しつつあります。
 治安管理国家化と各所でたたかう仲間は、6月26日のシンポジウムに集まろう。コンピュータ監視法反対運動の総括と共謀罪復活阻止・戦争と治安管理国家化阻止の展望をつかもう。

 


■6/14 今週採決強行許さない:国会行動

6/14参院議員会館前での昼集会の様子
<監視法>参院法務委での採決強行阻止!

参議院通用門と国会議事堂6/14国会前行動の様子
<左>参議院入口。傍聴者も出入りする <右>参院議員会館前で横断幕掲げる

6/14国会前昼集会:新しい参加者やブロガーの方々も集まる  本日は10名の傍聴、35名の昼集会で、新しい参加者が増えてきました。電子署名も3200筆を超え、皆さんの署名をプリントアウトした束を持って2度目の提出行動を行いました。署名は継続します。時間との勝負です。最後までがんばりましょう。

今日の参院法務委員会は参考人質疑。16日には委員会採決を強行しようとしています。なお、「濫用に縛りをかける」として付帯決議を与野党で検討する動きが始まっています[内容は現時点では未定]。しかし、実際の運用は法律そのもので行われ、捜査当局にとって付帯決議は「関係ない」あるいはせいぜい「さじかげん」なので、問題にされない限り、組対法などこれまでも付帯決議に「違反した」運用は常習化していることは指摘しておきましょう。法律の成否やその適用の縛りなどは本質的には、おかしいことはおかしいと言って行動する運動との力関係で決まります。コンピュータ監視法制定反対!廃案を掲げて抗議の声をあげよう。

 6月16日、参院法務委での採決強行阻止の国会行動に総結集してください。8時半〜13時(12時昼集会。採決時に抗議)です。よろしくお願いします。

 


■6/9国会前行動:第1次署名を提出

6・9国会前昼集会の様子(参院議員会館前)

 朝8時半から参院議員会館前で「参院採決強行阻止」と書かれたチラシを駅頭でまき、10時から座り込み・情宣とともに10人の傍聴団で参院法務委員会へ。国会前には60人が集まり12時過ぎから昼集会。足立昌勝・関東学院大学教授も参加。
 終了後、3つの行動にそれぞれ向かいました。一つは電子署名提出行動、二つに参院法務委員への衆院審議内容を批判したリーフの配布、三つに治安監視反対の院内集会への参加と、盛りだくさんの国会行動をやりきりました。3日から始めた緊急の電子署名は2200を超え、ブロガーのみなさんの行動参加も増えています。文字通り時間との勝負です。
 参院法務委は、14日採決を狙っていましたが、反対の声に押されて今のところ16日も審議予定が入っています。復興基本法が通れば17日以降は問責決議(委員会審議が止まる)なども含めて何が起きるかわかりません。ここが勝負どころです。

 西岡参院議長に署名を提出
 署名の第一次集約は、緊急に「FC2フォーム」を使って集めた署名が1366、新たに開始した「署名TV」署名が859、合わせて2225筆。非常に短時間で宣伝不足の中、これだけのご協力をいただき本当にありがとうございます。さらにまわりに広め、コンピュータ監視法案制定に反対の運動をどんどん拡大しましょう。
 昼集会終了後、我らが署名提出団は13時に参院議員会館内に入り、西岡参院議長、浜田法務委員長(公明)に提出行動、共産党・井上議員への激励と署名提出。社民党・福島議員にも面会。
 当日までに事務処理を済ませ出力した分の署名をそれぞれの議員用に用意。当初の予定どおり、西岡参院議長の事務所へ行って、コンピュータ監視法案制定に反対の声をコメント入り署名として渡してきました。成功です。
 次の浜田法務委員長(公明)事務所は、緊張した面持ちで、「署名への党としての対応が決まっていない」とかなんとか称して受け取りを拒否。これは議員として全くなっていない態度です。庶民のための党というなら、多くの切実な声に耳を傾けるべきです。
 社民党にも監視法反対を貫くよう要請。院内集会でも発言した井上哲士議員(共産)にも署名を提出しました。
 国会議員の方々には、この民意をあらわす署名の束の意義をしっかりと受け止めてもらいたいところです。採決を巡り緊張の高まる14日(火)には、朝から第二次署名提出行動を予定しています。

 行動予定
・14日(火)は、8:30から参院議員会館前で座り込み、昼に集会。傍聴もあり。
・16日(木)も8:30から。採決が入る場合は延長あり。
・17日は国会駅頭情宣を行います。8:30〜9:30 参院議員会館前集合

 


■6/6関西で<監視法>反対集会

 (主催者紹介のブログ等を元に編集) 6月6日に、「コンピュータ監視法を許すな!関西集会PartU〜共謀罪法案の復活を許さない〜」が、エルおおさかにおいて開催されました。70名が参加して成功。
 集会は小倉利丸さん(富山大学教員)がメイン講演で、コンピュータ監視法と共謀罪との関係などについて。ウィルス作成中とされるもの(=プログラムを書くこと)さえ、一つの表現物であり、言論・表現の自由にかかわるはずで、また何をウィルスと言うのかも不明。結局監視され、どうとでも使えるものになる。自民党が求めるように、ウィルス作成を監視するならそれ以外の反社会的なこともどうして早期から監視し処罰しないのか、となって共謀罪につながっていくと指摘した。震災・原発事故のどさくさにまぎれていろいろひどいことが起こっているが、この共謀罪の第一歩としてのコンピュータ監視法について、批判して行きましょうと。
 その後、法案に一括されている強制執行妨害罪改悪(労働争議弾圧、倒産争議禁止)などや労働問題にも詳しい永嶋靖久弁護士との対談もおこなわれました。

 


■6/1国会内外で集会
衆院採決弾劾、運動拡大で廃案へ

6/1衆院第二議員会館前で採決強行弾劾のシュプレヒコール
衆院第二議員会館前で採決強行弾劾、制定阻止コール

院内集会の動画あります。「ヘンリー・オーツの独り言」

 5月31日に衆院法務委員会で強行されたコンピュータ監視法案・強制執行妨害罪改悪案の採決、および本会議への緊急提出・採決を徹底弾劾する国会前行動と、悪法阻止・廃案へ向けた院内集会が6月1日に行われました。
6/1国会前行動 ツイッターなどネットでも行動が広く呼びかけられ始め、新しく参加する人、急を聞きつけて再び駆けつけた人など、大人数で衆院前の歩道に並んで、朝から採決強行弾劾・制定阻止、共謀罪復活反対のチラシをまき、シュプレヒコールを響かせました。

 11時半からは衆院第二議員会館において、「共謀罪と一体のコンピュータ監視法に反対する弁護士と市民の集い」に参加。3人の議員から挨拶をいただきました。
村井敏邦さん(大阪学院大学法科大学院教授、一橋大学名誉教授・龍谷大学名誉教授 刑事訴訟法専門)  講師の村井敏邦さん(大阪学院大学法科大学院教授、一橋大学名誉教授・龍谷大学名誉教授 刑事訴訟法専門)からは、コンピュータ監視法のなかであまり焦点化されていないがかなり重要な部分である捜索差し押さえ手続きについて提起。パソコンデータをコピーするよう立会人などに「命令」して差し押さえたり、当該パソコンへの令状だけで、それに接続されたサーバーなどからデータをコピーして差し押さえたりできるようになり、コピーに従わなければパソコンを押収するというのは「強盗の脅し」と同じ論理構造などと指摘。実際、憲法に定められた令状のしばりを格段にゆるめ(外し)、捜査当局に従わざるを得なくし、押収し放題となることが想定されます。
 また、衆院法務委員会を傍聴した山下弁護士の提起ともあわせて、通信履歴保全要請は事実上の強制として、通信内容の保全と押収のためのものとしても使われ、さらに秘密裏の保全要請延長の濫用も行われうることが言われました。
 委員会の審議で「ウイルス作成罪」については、なんとフリーソフトも「ウイルス作成罪」が適用される、という法務大臣答弁が行われたことを暴露。フリーソフトはみんなで使われることで問題点が直され、作られていくことを、コンピュータの素人を自認する江田法相は無視して、「プログラムバグを公開し続けたら作成罪成立」などと平気で答弁するのです。
6/1共謀罪と一体のコンピュータ監視法に反対する弁護士と市民の集い(衆院第二議員会館第1会議室) 自民党などの野党は、「ウイルス作成罪は共謀罪と同様だ、なぜ共謀罪をはずすのか」などと法相を追及、共謀罪復活をめぐる前哨戦であることがはっきりしました。
 衆院法務委での異常な拙速審議と本会議緊急提出。さらに内閣不信任決議を前提にしなければ、参院で6月2日から審議入りし、7日・9日までに法案通過させようとしている法務省のあせりぶり。採決日に傍聴者に「騒ぐなよ」と恫喝するなど、衆院攻防が話題になり参院攻防で反対運動が高揚した盗聴法攻防の二の舞を恐れているようです。
 方針提起では、6月26日のシンポジウムと、その前の参院決戦方針として傍聴体制、電子署名の即時立ち上げと9日国会前行動(予定)が呼びかけられました。集会は90人参加で成功。

 


■5/31衆院採決強行と対決し抗議

5/31国会前: 衆院法務委員会採決強行に抗議

 5月31日、衆議院法務委員会におけるコンピュータ監視法案・強制執行妨害罪改悪などの悪法が採決されるということを聞きつけ、国会内外での緊急行動に仲間がかけつけました。朝8時から駅頭でチラシまき。委員会傍聴とともに、衆院第二議員会館まえで情宣行動。
 共謀罪復活の動きと見て、また国家によるインターネットの監視は許されないとして、共謀罪新設阻止以来の仲間も忙しいなか参加。採決の強行に対して、怒りの声をあげました。
 まだまだコンピュータ監視法は知られていません。たたかいはこれからです。本日の暴挙に、各所で抗議の声を広げよう。反対の声の強さと大きさが、治安管理強化と権力濫用を許さず、悪法を打ち砕く根本的な力です。衆院採決強行弾劾!直ちに廃案にせよ!
 6月1日の国会前行動、院内集会に大挙結集して反撃していこう。

山脇弁護士石橋上人(日本山妙法寺僧侶)
(写真左)山脇弁護士   (右)石橋上人(日本山妙法寺僧侶)

 


■5/22秋葉原駅前でリレートーク

5/22秋葉原駅頭リレートーク

 秋葉原駅南西側(ヨドバシAkiba向かい)でチラシまきとハンドマイクでの宣伝を行いました。のべ30人近く集まって大展開。雨予報ですが昼は夏日のいい天気で、いい感じでチラシがはけました。
5/22ヨドバシAkiba前でチラシまき 共謀罪の一部であるコンピュータ監視法案の制定が緊迫しているという危機感のもと、電気の街の街頭に打って出て宣伝し、なかなかの手ごたえを感じました。コンピュータ監視法の逐条批判ももちろんのこと、原発震災とネットなどでの大衆運動の広がりに追いつめられる菅政権のネット規制を許さない、という論調を重要な切り口に、「ネットデマ」削除通達や「ウイルス作成罪」を批判したりして、共謀罪や盗聴拡大へと連なる人権破壊・治安管理国家化への重要な転換となることなどを訴えました。
 いよいよ国会では審議・採決攻防に突入、力勝負です。国会内外を貫く様々な行動で運動と世論を喚起しよう。
 5月25日以降の水・金・火曜日が衆院法務委員会想定日。傍聴希望の方は早めに関係者に連絡し、前日までに確定するようにしてください。
 さらに6月1日(水)の国会前行動・院内集会に総結集を!

 


■5/10 5月審議入り強行阻止へ国会行動

新しい横断幕「共謀罪と一体の コンピュータ監視法反対!」

 午前中は晴れて夏日の暑さ。連休明けにかかわらず情勢の緊迫化に合わせるように多くの仲間が国会前に集まりました。まだ「ポスターカラーの香り」がする、おろしたての横断幕を掲げ、チラシまきと集会。

5・10国会前行動の様子 実際、今月中にも審議入り・採決が狙われている状況で、ネットやメディアでもコンピュータ監視法への関心が高まってきているのとともに、行動で見える形で登場したのが重要。ネットも使って広がる反原発の運動の高まりと政府−総務省のネットデマ削除要請などこの機に言論統制に踏み込みたい側の動きへの反発などがあいまって、コンピュータ監視法の問題が広がっています。
 審議入りの動きには、緊急行動が設定されます。あらゆるチャンネルで世論と運動を広げよう。

 


■4/13国会行動と院内集会が成功

4/13コンピュータ監視法に反対する弁護士と市民の集い

 4月13日、国会前で朝から11時まで座り込み、12時からは院内集会に参加しました。震災以降止まっていた国会が動き出しており、連休前後にも審議入りの可能性があります。自粛ムードを打ち破ってボルテージを上げていきましょう。

4/13国会前行動の様子 8時半からチラシまき。震災・原発事故のなか挙国一致体制を進め、責任をあいまいにしたまま救国・自粛で法案を審議もなしで通そうとしていることを批判し、ドサクサの治安立法制定をとめよう、と訴え。座り込み中はマイク宣伝。大事故に至っても原発推進・輸出と、金もうけか核保有か、あくまで進めようとする政府・東電。反対の声を抑えようと、「流言対策」と称してインターネット情報の取り締まりを開始する動き(総務省通達等)に「言論抑圧だ」と批判の声があがり、あわせてコンピュータ監視法の問題がホットになりつつあることも語られました。「原発じゃ、あしーたーがなーいー」と替え歌が響き(別の歌だが反原発替え歌もネット上で削除攻防になっている)、Youtube動画の撮影も受け、原発即時停止・コンピュータ監視法廃案のシュプレヒコールにあわせて通行人もこぶしをあげるなど、なかなかいい感じでした。

 その後、新しくなった衆院第二議員会館第3会議室(地下1階)において、「コンピュータ監視法に反対する弁護士と市民の集い」。呼びかけ人は、<敬称略、以下同>足立昌勝(関東学院大学教授) 永嶋靖久(弁護士) 山際永三(人権と報道・連絡会) 山下幸夫(弁護士) 山脇晢子(弁護士)。議員や秘書も駆けつけています。またインターネット中継も行われました。足立教授と山下弁護士の提起を軸に討論。

足立昌勝さん(関東学院大学教授)・葬られた共謀罪復活に向けた動きが法務省+外務省・財務省によって進められており、共謀罪法案の一部であったコンピュータ監視法と強制執行妨害罪改悪を突破口としようとしている。
・「ウイルス(ヴィールス)作成罪」について。そもそも毒物混入罪の場合は毒になるものは世にいろいろあっても作成しただけでは罪になりえないのに、「毒」かもわからないプログラムを処罰するという。サイバーを特別扱いし、そこから刑法を転換しようとしているのはおかしいと指摘。法務省が反論に持ち出すであろう偽造罪の例については、本物という実体の信用担保のための偽造罪と作成罪は全く違うと足立教授は批判。
山下幸夫さん(弁護士)・通信履歴(アクセスログ)保全は、憲法「通信の秘密」の破壊。
・令状捜索範囲の一挙的拡大(リモートアクセス可能なコンピュータデータの押収)は、国境のないネットでは国内のみならず実際のところ世界範囲で可能。などなどコンピュータ監視法はとんでもない転換をはらんでいる。
・さらにサイバー条約を完全に満たしていないことからも「小さく生んで大きく育てる」段階改悪、リアルタイム監視のための通信傍受法改悪が狙われていることに山下弁護士は改めて警鐘を鳴らしています。
・強制執行妨害罪の改悪についても議論に。根拠としてよく挙げられる暴力団の占有行為は、実際には不況の折かつてと比べてほとんどなくなっているにもかかわらず、「反社会勢力」と称して労働争議への弾圧を狙い拡大重罰化するものであると、危機感を共有。

 「流言飛語」の取り締まりへ総務省通達や治安機関の関係会議が呼びかけられていることについては、そもそも原発報道管制など政府らの宣伝が最も流言飛語だ!と切り返し、関東大震災の際のような(治安機関や排外主義者による)デマには民衆自らが正しい情報を発信しつつ防衛・反撃していくべきであって、震災を利用した情報統制の動き、すでに流言のみならず被災地画像や政府に都合の悪い情報・音楽・動画を選択的に削除し始めていることを許さないということも論議されました。

 参加者75名で小ぶりな会場を埋めて成功。これでコンピュータ監視法等の制定を巡る攻防が本格化。審議入りをゆるさず運動を拡大しよう。

 


■3/21国会上程弾劾しプレシンポ開催

3/21(月)戦争と治安管理に反対するプレ・シンポの様子(南部労政会館)

 3月21日(月)、JR大崎駅そばの南部労政会館で、6月シンポジウムに先立つ集会が行われました。今回、「岩上チャンネル」のUSTREAMで「生放送」も行いました。(→Web Iwakami

 初めに、エジプト革命の画像をイメージ編集したビデオを上映。

 破防法・組対法に反対する共同行動から冒頭、本集会は、震災以降の「大衆運動自粛」の動きに抗して全国の仲間に呼びかけて開催していることを説明。その上で、震災当日に、国会内外の反対をおして閣議決定・国会上程を強行した<共謀罪と一体の法案>=コンピュータ監視法案+強制執行妨害罪改悪を弾劾。震災以降の緊急事態法制の動きをも示す「挙国一致」的政治の下での4〜5月法案制定策動と対決する方針を提起。

田原牧さん(東京新聞記者) 特別報告は、東京新聞記者の田原牧(たはらまき)さん。中東訪問歴25年の記者が、「エジプト革命とは何か」を理解すべく、自身の目でエジプト革命を見てきたことの報告。最近知り合いたちから「日本は危険だからカイロに逃げて来い」「バグダッドの方が安全だ」などと言われたそうだ(…)。これが海外から原発を見る目なのだ。
 氏もエジプトの当事者たちも予測できなかった革命がなぜ起きたのか、その性格とは。要因としては、独裁もあり、貧富の差やムバラクの蓄財もあり、警官の横暴もあり、欧米民主主義の影響もありだが、どれも程度の問題というか、「地域相場」的にも決定打が見当たらない。通信技術の発達もあるが、あくまで手段であって、それ自身が思想とか革命を生むわけでもない。一方、革命の担い手は、ネットカフェにも入る35歳くらいまでの若者が多く、その訴えも行動も年上との隔絶がある。エジプト人をして「あれはエジプトなのか」と言わしめるタハリール「共和国」の面々や現象も、隣り合うことのなかった人々が一緒に参加し(ムスリムのヒゲ男と、頭や顔などを出した女性が並ぶ)、秩序正しく掃除までしている(エジプトでは、窓からごみをすてるそうだ)。組織的運動潮流も、イスラミストというよりも4月6日運動(繊維労働者の争議に連帯して始まった運動)にもあらわされる労働運動の台頭が見られる。
 結論として、大きくは資本の新自由主義グローバリゼーションの結果、民衆側にもたらされた変化と総括。その一環であるネットの役割も大きかった。今回、戦略と前衛なしに当面の正義に進む若者たちがもたらした「革命」、これが社会階層(階級)の転覆につながるのか、ともかく大きな変化がもたらされたことは間違いない、と。

山崎淑子さん(911冤罪被害者の会) 次の提起は、911冤罪被害者の会の山崎淑子(やまさきとしこ)さん。テレビ朝日で放送された映像も交えて、共謀罪の実際の運用のリアルさの伝わってくる講演。「9・11被災者」であるにもかかわらず、確実で強固な無実の証拠もあるのに、すでに刑確定した弁護士に売り渡されて共謀罪をでっち上げられ(共謀罪は売り渡したもの勝ち、一度やられたらひっくり返すことは難しい)、9・11の数年後に何の連絡も問い合わせ照会もなく突如として逃亡犯とされて拘束、日米犯罪人引渡し条約によって高裁決定で米国に連行、652日間も拘留・服役させられた。9・11当事者による、愛国主義風潮への警鐘や政府への批判活動も弾圧の背景にある可能性。司法取引(罪を認めて減刑)せよと迫られ裁判も受けさせられず、弁護士に裏切られ、劣悪な刑務所で医療を受けられず死線をさまよい、最終的に、このままさらに永住権を争う裁判を4、5年続けるか永住権放棄して国外追放か裁判官に突きつけられるなかで、生きて冤罪を追及することを選ぶ。「日比谷で野宿したこともある」など、財産を失いながらも社会活動復帰し、現在もたたかいを続けている、とのあらまし。すごすぎです。これが実際の共謀罪のすさまじさか…。
 アメリカ「愛国者法」(9・11前に準備され、以後に成立した、令状なし身柄拘束・盗聴を認める法律。オバマ政権も延長)で極まった治安管理体制、日本も震災を機に、共謀罪、緊急事態法制などの治安維持法を彷彿とさせる動きが加速することに警鐘を鳴らしました。大震災「自粛」ムードに抗して本集会を開催することにも、強く賛意を示してくださいました。

 次に、池田五律(いけだいつのり)さんから、「東北関東大震災と米軍・自衛隊」と題した資料説明。「震災を利用していかにも自衛隊が役に立つというキャンペーンが振りまかれているが、自衛隊が原発と同じで駐屯地そのものが危険な施設」「身近にある米軍・自衛隊施設にはセシウムが保管されている」「震災後に『被害はない』と回答したはずの火薬庫には大きなシートが屋根を覆っていた…」という前ふりの上で、震災で政府が行っていることが有事法制の実働化そのもの=災害基本法「緊急災害対策」の初発動であることを指摘。「屋内退避」「交通規制」「埋葬法特例」「民間企業統制(政府−東電)」「自衛隊自主派遣」など、たしかに有事体制のオンパレードです。菅政権は完全に自衛隊まかせで陸海空自衛隊統合運用で10万人動員、権限拡大、物資輸送の一元化(ローソンの救援物資輸送も阻まれたとか)。日米軍の新ガイドライン「包括的・調整メカニズム」フル稼働。「自衛隊・米軍は海外展開にも応用できる貴重な経験を得た。震災が一段落したら、『日本が海外派兵、国際貢献しているから国際的支援を得られた』とにおわす報道もあるなかでの恒久海外派兵法、緊急事態基本法といったものが挙国一致内閣の下で一斉に行われるかもしれない、ということを念頭においていただければ」とのこと。

 コンピュータ監視法案批判リーフレットの作成者から、法案批判も行われました。リーフレットの改訂版も用意し、新バージョンも検討されているよう。発言の注目点としては、エジプト革命とフェイスブックの役割について。「フェイスブック革命」といわれているが、それ自体は全くもって手段であって、むしろ政府の弾圧の手段に使われた側面も大きい。革命の帰すうをかけた武器になったというよりも、情報を巡る攻防自体がたたかいであったといえる、との見解(確かに、実名主義のフェイスブックは「民衆連帯の新兵器」にもなるが、政府側からすれば最強の個人情報管理にもなりうるわけで)。「アナログな、「権力の横暴に身を挺してたたかう」という、民衆の闘いで打ち返したということだと思う。フェイスブックを通した弾圧は実際苛烈にかけられてきており、私たちは警戒心をもたなければならない」ということでした。

 最後に、山脇晢子(やまわきせいこ)弁護士のまとめと方針提起。4月13日は国会前行動(8:30〜11:30)と院内集会(12:00〜13:30。詳しくは未定)。4月17日予定のプレシンポ2は、講師の予定で延期とのことです。6月26日のシンポは予定通り。その上で適宜、街宣や国会行動もあり。
 簡潔にと思いつつ、結局長くなりましたが、報告は以上です。

 


■3/4閣議決定阻止うったえ国会前行動

3/4閣議決定阻止!国会前昼集会の様子

 3月4日、廃案になった共謀罪法案の一部であるコンピュータ監視法案+強制執行妨害罪改悪法案が、本日閣議決定されるということで、朝から国会前でチラシまき、座り込み。

不当にチラシまきを妨害する警察に一歩もひかないこれまでより警備体制が強化されている感じで、すでに警察が座り込み予定区域に配置され、「何の団体か」「通路でビラをまくな」と準備段階から妨害を仕掛けてくるも、毅然と対応し撃退。適宜マイク情宣を行い国会見学や通行人に向けてアピール。20cm以上積まれたチラシは集会前になくなってしまいました。<まいたチラシの一部(PDF)>

 昼集会では、先頭で論陣を張る山下幸夫弁護士から。問題の多いコンピュータ監視法案を通してしまうと次には共謀罪復活、さらにはサイバー条約の履行と称して通信傍受法(盗聴法)改正と、いっそう監視山下幸夫弁護士を強めていくことは明らかであり、なんとしても阻止しようと訴え。興味深いのは山谷支援からの発言内容で、米大使館デモを却下する際の警視庁の意見が「チュニジア・エジプト情勢に影響を受けたテロリストなどがデモに潜入し、テロや騒乱を起こす恐れ」などとカダフィ大佐ばりの主張を展開したそうで、もろに警察が中東・北アフリカ革命の「影響を受け」、民衆のたたかいを恐れ、敵視していることがわかりました(週刊誌では、日本のとある首相が「生気のないカダフィ」と書かれてあったが?)。

 また組対法共同行動関係、地域労組などからも発言。争議弾圧の強制執行妨害罪改悪や、コンピュータ監視の危険性、インターネットの大衆運動における意義と規制への反対などが述べられました。山脇晢子弁護士特に、エジプト革命が、ネットの存在が自立的に社会を変えたのではなく警察国家下の不屈の運動を基礎に、ネットを<武器>にして一挙に広がった、ということです。これは地道に粘り強く活動して勝ってきた「共謀罪」反対運動の経験からも言えることです。

 最後にシュプレヒコールで絶対反対を国会に突きつけ。3、4月も状況に応じて適宜国会前行動に集まります。山脇弁護士からは、次の3/21プレ・シンポに集まるよう呼びかけが行われました。

 


■2/15院内集会の報告

「コンピュータ監視法案に関する院内集会」 2月15日(火)衆議院第1議員会館大会議室にて 主催:日本弁護士連合会

 2月15日(火)衆議院第1議員会館大会議室で、日本弁護士連合会が主催する「コンピュータ監視法案に関する院内集会」が開かれました。参加者は70〜80名。開会挨拶ののち、山下幸夫弁護士(国際刑事立法対策委員会委員長)から、日弁連が共謀罪法案に反対した経緯、法務省が従来のコンピュータ監視法部分を修正したうえで提出する方針を示しているなど現在の緊迫した状況について提起がありました。

 6名の国会議員(民主党・共産党)の挨拶ののち、直ちに指宿信三さん(成城大学教授)がスライドを使ってテキパキと「手続き法的観点から」の問題点を指摘、「1.憲法上、刑訴法状の権利保障との整合性 2.サイバースペース特有の概念との調整 3.コスト問題 4.サイバースペースと現実世界における技術を用いた捜査の比較検討」が必要と締めくくりました。質疑も活発に交わされましたが、渡米中に、コンピュータ犯罪で逮捕・長期拘禁された女性が自らの経験から「危険な法案」だと批判したことが強く印象に残りました。

 法務省が修正案を作成中というタイムリーな院内集会は成功。闘いは様々なところから始まっています。コンピュータ監視法制定を許さない闘いを強化しよう。

岩上チャンネル:書き起こしテキスト版

 


■2/9日弁連総会にむけて情宣

 昨日の決起集会の熱気冷めやらぬうち、日弁連臨時総会にあわせて仲間20人で、共謀罪復活反対!コンピュータ監視法案を許すなと、弁護士会館前で1000枚のチラシ(緊急アピールと、コンピュータ監視法のイメージをのせたもの)を弁護士の方々に配りました。

 

 
■2/8渋谷集会
 共に共謀罪阻止した仲間も再結集

「共謀罪の国会上程阻止!インターネット規制反対!一切の戦争・治安立法を許すな!2・8総決起集会」(渋谷勤労福祉会館)

 2月8日、渋谷勤労福祉会館において、共謀罪とコンピュータ監視法に反対する3団体(共謀罪反対署名運動、破防法・組対法共同行動、組対法全国ネット)主催で「決起集会」が開催されました。「すわ共謀罪の<亡霊>復活か」と危機感を燃やし、この10年とりわけ06年強行採決を阻止した国会行動などにかけつけた顔ぶれも多く再結集、また各地・各戦線で監視と弾圧に抗して日々活動する仲間をはじめとして、100名近くの参加で成功しました。
  官僚は、今国会に向けて共謀罪法案の国会上程を準備万端で臨もうとしていましたが、これを未然に叩きつぶし、結果今回は共謀罪本体の上程は様子見状況。確実なのは、共謀罪法案と分離してコンピュータ監視法および強制執行妨害罪拡大などが出されようとしていること。今回の集会は、コンピュータ監視法を突破口としたIT全面監視・規制への転換を許さないこと、そしてこれが共謀罪と完全に一体であり、エジプト情勢でもはっきりしてきたように、ネットをも通して広がる民衆運動・つながりを断ち切ることが本質的狙いであることを明らかにし、治安管理法案阻止の運動を構築していくことが中心となっています。

山脇晢子弁護士林克明さん(ジャーナリスト)
主催者を代表して、共謀罪反対署名呼びかけ人の山脇弁護士(左)が挨拶。
ネット・メディアをも駆使して廃案に大きな役割を果たした、「共謀罪に反対する表現者たちの会」からジャーナリストの林克明(はやしまさあき)さん(右写真)が最初の連帯挨拶。表現・大衆運動におけるネットの重要性を強調、「だから規制しようとする」「日本政府のやろうとしていることは、エジプト政府と同じ」「規制しようとする道具を逆に使って運動をやろう」など、重要な提起。

戸村裕実さん(星野文昭さんをとり戻そう 全国再審連絡会議)渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合
星野再審連絡会の戸村さん(左)から今後共謀罪阻止を共にたたかう決意表明。獄中処遇の悪化、面会妨害激化、「既決者は弁護権がない」などの暴言、治安管理強化とたたかいはねかえして、沖縄闘争を闘い無実の罪で無期懲役の星野文昭さんの第二次再審を勝ち取っていくと。渋谷のじれん(右)からは、現地渋谷の宮下公園からの野宿者叩きだし強制執行などとのたたかいについて発言。

明治大学生活協同組合労働組合全国金属機械労働組合港合同・南労会支部の川口さん
明大生協労組(左)は、大学当局の生協まるごと労組潰しをゆるさない争議で、「全国明大入試」情宣貫徹と、度外れた「半径200m以内情宣道具持ち込み禁止」仮処分、そして当日の執行官保管という「ハンドマイクの逮捕・勾留」の暴挙を弾劾(法大入試でも「〜以内進入禁止」仮処分なるものがあった)。全国金属機械港合同・南労会支部の川口さん(右)は、共謀罪との分離法案の一つに想定される、強制執行妨害罪の拡大重罰化の問題について。「これは法案の改悪・拡大というよりも、新たな法律をつくるようなもの」「港合同が闘って来た倒産争議を非合法化するものだ」と危機感を訴え、3/14「コンピュータ監視法反対・関西集会」のアピール。

足立昌勝さん(関東学院大学教授)山下幸夫弁護士
関東学院大の足立昌勝教授(左)は、「甦る共謀罪の亡霊」に関して、共謀罪新設をあおるFATF(金融活動作業部会)の問題と、検察の調書捏造の構造について提起。写真で手に持っている本は、自身「監修」の「さらば!共謀罪 心に手錠はかけられない」(社会評論社刊)。 メイン講演は山下幸夫弁護士(右)で、当日官僚から日弁連にも示された提出法案の説明を受けて参加。「これまで共謀罪本体で審議の大半を占めて、陰に隠れていた」が、コンピュータ監視法は捜査のあり方・「通信の秘密」などの憲法解釈の転換をはらみながら、次なる規制の一大突破口としてあるという「背後にある怖さ」を指摘。つまり、令状1枚で現場にないデータを「リモート・アクセス」で押収、「通信の秘密には、通信履歴は入らない」という新解釈論の登場、そしてサイバー条約の中身からしても、次に「通信傍受法の改正」などが狙われているのは確実であり、共謀罪ともセットであること。帰すうは市民の反対運動にかかっており、ネット中継など新しいIT宣伝手法をも駆使して「ブーム」にまでしていこう!と訴えました。

心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク東京都安全安心まちづくり条例改悪に反対する共同声明

予防拘禁法を許すな!ネットワーク(左)から、宮城で導入された出所後のGPS監視などの保安処分の拡大適用の問題や、米国愛国者法による、容疑内容が「国家機密」で非公開のままでの弾圧、ITによる監視状況などをかんがみると、集会参加やツイッターが犯罪扱いへと拡大適用されていく、ということを指摘。そして今チュニジア・エジプトで燃え上がる革命がフェイスブックなどネットで拡大しているが、これが規制・監視されるということ。また「非実在少年」規制で問題になった東京都青少年条例が名前を変えて1週間で可決された例を挙げ、最初から全力で闘う必要性についても訴え。続けて「東京都安全安心まちづくり条例改悪に反対する共同声明」(サイト:ディストピアTOKYO)(右写真)から、最近問題になってきている重大な治安弾圧法「暴力団排除条例」について。都民に協力の責務を課し、いわゆる暴力団だけでなく、「暴力的」とされる集団などについて幅広く弾圧を拡大し、情宣や労働運動も含めようとしている、といったことに対して、まだまだ知られていない、ひろげようと。

石橋行受上人(日本山妙法寺)2・8総決起集会 シュプレヒコールの様子
06年国会などで象徴的に活躍した石橋上人からも一言いただきました。共謀罪などの「国民監視法」に反対しなければという決意と、TPPなど農業切捨てに対し、「お百姓さんも立ち上がる」「幅広い運動を」と提起。
集会半ばで行われたカンパアピールでは、共謀罪陣形の再結集の今日がたたかいの新たな出発点だ、と宣言。恐慌と財政破綻などのツケの全てを民衆に押しつけようとすることに世界中で民衆が反乱、「新自由主義の模範」チュニジアやエジプトでも青年・たたかう労働運動・ネットの3つが闘いの柱になっており、「だからコンピュータ監視法であり、共謀罪なんだ」と核心を提起。司会からは、共謀罪新設反対署名が届いていることを報告、最後にシュプレヒコールでまとめ。直ちに次の日の日弁連総会情宣からはじまり3/4国会行動などに進み、治安監視の国家づくりにNOを突きつけ共謀罪を阻止しましょう。

 


■1/24国会開会日行動
 共謀罪よみがえり許さない

1・24国会開会日行動の写真

 国会開会日、朝から共謀罪再上程阻止!インターネット規制反対!のチラシを駅頭と衆院第二議員会館前で配り、今年最初の座り込みを開始。サイバー法=インターネット規制法案の国会上程に、共謀罪をもぐりこませようという策動は、今も予断を許しません。昨年末から官僚は完全に提出を前提に臨んできていたのであり、実際出すかどうかは「政治の判断」という状況になっているのです。運動の側が「共謀罪の再上程阻止」の反撃を開始していなければ、制定の流れができていた可能性があった、そういうギリギリの攻防の中、いよいよ公然と国会前に登場、共謀罪新設阻止の意志を突きつけたのです。
 最初は国会前の運動体は私たちだけかと思われましたが、昼までには労働組合などいろいろな団体が集まりだいぶ賑やかに。しかしながら、地下鉄・国会・議員会館を結ぶ地下通路が完成し、今後はおてんとさまの下を歩きたくない議員は来ないものと思われます。議員会館等の改築で外から来る人は使いづらくなり(今までトイレを利用していた第一議員会館も簡単には入れなくなった)、どうも大衆運動から遠ざけようという方向の感じがします。
 昼は簡単に集会を行い2・8渋谷集会などへの結集を確認。また検察の証拠捏造に怒りの声が上がる中、今日は大逆事件百周年ということもあって院内集会も催されました。でっち上げによる大量処刑、戦前の治安弾圧法と警察国家も昔ごとでない昨今、改めて共謀罪とのたたかいの重要性を確認したいと思います。

 


■2010/10/26
  1年ぶりの国会前行動は

国会前昼集会でのコールの様子

 10・23「甦らせるな!共謀罪」集会を引き継ぎ、共謀罪の復活を許さない先制的なたたかいについにうって出ました。共謀罪3度目の廃案と自公政権崩壊の頃以来の、久しぶりの国会前登場です。

  自公政権が作った治安対策の諸行動計画は続行、テロ対策包括法先取りのAPEC戒厳態勢(国会前にも全国警察の動員が)、法相の死刑執行など、民主党政権が官僚と共に自公政権時の治安管理政策を引き継ぎおし進める方向が鮮明になってきているなかでの、分割した共謀罪法案の来年制定策動。これを打ち砕くべく、医療観察法・保安処分反対の団体とともに登場しました。

 小雨模様の朝から、銀杏匂う国会前・永田町・霞ヶ関の地下鉄出口で共同チラシを配り、改修された衆院第二議員会館の前で座り込み・昼集会を行いました。前宣伝の弱さにもかかわらず、共に共謀罪の廃案を勝ち取った仲間など多くの人々が駆けつけてくれ、共謀罪や予防拘禁問題を軸に、民主党政権下で進む戦争と治安管理への危機感を訴え、労働者・市民の共謀・大衆運動で反撃するべく各々が発言しました。
  この1年、どうも国会前は、いつもの座り込み場所には法輪功、その周辺は右翼が日常制圧という状況になっているようです。<戦争と治安管理>反対派も負けていられません。

 


■10/23
  「甦らせるな!共謀罪」集会をうちぬく

甦らせるな!共謀罪 APEC戒厳態勢を暴く! 10・23集会
共謀罪の復活阻止! 戒厳態勢ゆるすな!
(2010/10/23 東京・中野勤労福祉会館)

 10月23日に、東京・中野で、「甦らせるな!共謀罪法案 APEC戒厳態勢を暴く!10・23集会」が行われました。APEC戒厳態勢などの弾圧・治安管理国家化がエスカレートし、そのなかで「共謀罪をいったん分離して法案制定」=共謀罪復活の動きが日程にのぼるなど、民主党政府−法務省の下で、自民党時代の「戦争と治安管理」政策を踏襲し一層推し進めようとする状況があります。これに断固反対し、共謀罪復活阻止に向けて反撃していくものとして開催されました。

池田 五律(いけだ いつのり)さん はじめに足立昌勝関東学院大教授が、政府にNONといえる「闘う自由」こそ最大の自由であると謳い、APEC「テロ」対策、えん罪事件、ねつ造検察を斬る挨拶。これを皮切りにして、次に強制動員の裁判員制度幕引きの10・20集会成功を武内弁護士が報告。爆取共謀でっち上げ・判決前勾留15年余・一審無罪から逆転有罪と闘う板垣さん。宮下公園のナイキ私物化のための行政代執行と実力で闘っている渋谷のじ連の仲間、と続けて挨拶。
 APEC戒厳態勢を現場から暴く池田五律さん(右写真)は、警察の実戦訓練、住民徹底管理など激しい治安管理強化の進行を暴露。日米中のASEAN経済権益争いのなかでの治安問題激化で、APEC自体が経済防衛のテロ対処多国間機関化し、その中で影響力確保したい開催国日本の動きを指摘。

山下幸夫弁護士発言中の集会風景 次に、共謀罪法案の分割制定策動の問題。山下幸夫弁護士からは、共謀罪法案からサイバー条約関連部分を切り離して来年通常国会に提出しようとしているサイバー対策法(パソコン共謀罪?)について。労働組合港合同の川口さんからは、同じく共謀罪法案に一括されている強制執行妨害罪改悪も提出されると見て、倒産争議の犯罪化を狙う労働争議弾圧法の問題を訴え。質疑の後、不当な高額損害賠償攻撃と闘う旭ダイヤ争議の伊藤さん、医療観察法・更生保護法改悪と闘う長谷川さんの連帯挨拶。

 今後の方針は、10月26日(火)8:30〜13:00の共謀罪復活反対などを掲げた国会前行動(三者呼びかけ)、11月かと思われる日弁連院内集会、12月予定のイギリス治安法研究学習会、そして来年3月22日のシンポジウムのほか、各地で進む治安管理強化に反対することなどです。で、全体シュプレヒコールで気合入れて集会締め。

参考資料:山下弁護士レジュメ・サイバー対策法の問題点について(PDF)

 

 


●これ以前のデータはこちら⇒ 過去ページ 2009年〜2010年の行動


過去ページ

2009年〜2010年の行動
2008年の行動
2007年の行動
06年9月〜12月
 ・10/22共謀の日 企画 報告
06年4月下旬〜7月
 ・6/10共謀の日  企画 報告
06年4月国会攻防
05年12月〜06年4月中旬

「共謀罪」反対一言運動バナー  共謀罪に一言物申す!

<運動情報HP>

      リンクページへ

<インデックス>

■4/19 秘密保全法の危険性を議論
■4/25 国会前に多数集まり行動

■3/13国会前行動
■3/18シンポYの様子

■2/18共謀罪・治安立法に反対する集会

■ 1/21「治安法」討論会を受け、
■ 1/24国会開会日行動をうち抜く

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■2011/12/10 有楽町で街頭宣伝
「汚い捜査手法」の警察妨害はねのけ貫徹

■11/20 共謀罪国会上程と新捜査手法に反対する共同シンポ

■11/10 国会:共謀罪上程、断固阻止!

■10/1 共謀罪&「汚い捜査手法」反対で集会

■9/13 臨時国会:共謀罪阻止へ行動と討論

■6/26 反戦・反治安管理シンポ5が成功

■6/16 参院委での採決強行に
     怒りの抗議たたきつける
 ■6/17 本会議採決・成立許さず情宣

■6/14 今週採決強行許さない:国会行動

■6/9国会前行動:第1次署名を提出

■6/6関西で<監視法>反対集会

■6/1国会内外で集会
衆院採決弾劾、運動拡大で廃案へ

■5/31衆院採決強行と対決し抗議

■5/22秋葉原駅前でリレートーク

■5/10 5月審議入り強行阻止へ国会行動

■4/13国会行動と院内集会が成功

■3/21国会上程弾劾しプレシンポ開催

■3/4閣議決定阻止うったえ国会前行動

■2/15院内集会の報告

■2/9日弁連総会にむけて情宣

■2/8渋谷集会 共に共謀罪阻止した仲間も再結集

■1/24国会開会日行動 共謀罪よみがえり許さない

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■2010/10/26 1年ぶりの国会前行動は

■10/23 「甦らせるな!共謀罪」集会をうちぬく

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