
■12/11 共謀罪廃案を祝う集い
盛大に

12月11日に弁護士会館2階クレオにて、「12.11共謀罪法案の廃案を祝う弁護士と市民の集い」が催され、110人が乾杯を交わしました。勝利の美酒を片手に、手作りの美味しい料理をつまみにしながら、これまで運動に関わり、廃案へ尽力した各方面の多くの人たちが顔を合わせ、まれに見る運動の成果を喜び讃え合いました。さらには勝利の教訓を確認し、次なる大きな課題への出発点にしようと交流と意見交換をしあいました。
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会場正面写真。12月だけにサンタさんもいます。なつかしの面々、いつもの面々、長期の運動の中で「共謀罪」をきっかけに出会った仲間が集い、交流。 |

開会のあいさつに立つ山脇晢子弁護士。教養と人脈を生かし、「舘野泉さんのピアノの夕べ」など、創意工夫をこらした運動を牽引しました。 |

ご存知「中心人物」の足立昌勝関東学院大学教授は、ゼミの学生と共に参加。中国みやげの肉と種をつまみとして供出。 |

発言ではけっこう謙遜してますが、各人みんながそれぞれの所で関わり、勝つことができた、という自負を感じる運動でした。 |

表現者「闘いの軌跡」ビデオ。弾圧に一歩もひかず警察をたじろがせる場面に会場はヒートアップ。写真はZAKIさんの演奏。 |

山下幸夫弁護士。「集い」の司会をつとめました。弁護士や国会を巡って廃案運動に重要な役割を担いました。 |
「ヘンな共謀罪」の歌で運動を盛り上げたZAKIさんや、議員の方々からは、祝う集いへのメッセージが寄せられました。また歓談とともに、表現者撮影・編集の「闘いの軌跡」ビデオ上映や、全国からはせ参じた市民団体・労働組合や各人の発言がなされました。

「話し合っただけで罪になる」「労働運動・市民運動つぶしが狙い」「現代版・治安維持法だ」と大いなる危機感を持ち、長くは10年、法案提出から7年弱続いた共謀罪新設に対する反対運動は、いったんは中締めです。
しかし、共謀罪永久廃案、そして「戦争と治安管理国家化」をひっくり返すまで、運動がやむことは決してありません。法務省は共謀罪の復活を虎視眈々と狙い、警察は現場で共謀罪先取りの治安弾圧・管理を進行させ、中井国家公安委員長はダーティーな捜査手法導入を叫んでいます。にもかかわらず、いやだからこそ、私たちの勝ち取った地平は、本当の勝利への大きな出発点となっているということなのです。新たな「攻撃」は、「戦争と治安管理国家化」に大きな風穴を空けられていることに、支配・管理する側が危機感を持っている表れです。
これをはねかえすのが私たち労働者学生市民の団結した力と運動です。治安管理の新たな動きを迎え撃ち、これからも大いに団結し、「共謀」し、抑圧と管理の世の中を変えていきましょう。「共謀罪新設反対
国際共同署名運動」を担う私たちは今後も共に奮闘していきます。
■10/10 勝利集会成功 新たな攻防へ

10月10日、東京しごとセンターで「共謀罪反対闘争勝利 報告集会」(主催:破防法・組対法に反対する共同行動)が行われました。共謀罪法案の国会提出から3度目の廃案までの6年半のたたかいを中心に総括し、勝利を踏まえて今後の課題を提起。 
“たたかいの軌跡”のスライドを上映。「こんなこともやったっけなー。」
写真は06年強行採決情勢と対決した国会前ハンスト写真上映の様子
  
左から山下幸夫弁護士、林克明さん(表現者)、岡田靖雄さん(精神科医)
  
無罪を勝ち取った法大生、武内更一弁護士、足立昌勝関東学院大学教授
写真の他にも、共謀罪廃案のために共にたたかってきた数多くの仲間から勝利の喜びと今後の課題などについて発言がありました。
集会のポイントとしては、@共謀罪を永久廃案にしていくこと。反対運動の蓄積を背景に与党は共謀罪反対が「公約」だが、その他は治安管理強化政策だけ見ても非常に危うい。特に盗聴拡大・おとり捜査・司法取引の「ダーティーな捜査手法」導入をぶちあげた中井国家公安委員長。これは共謀罪と完全に一体のものであり、断じて認められない。弾劾決議をあげました。
A政権交代後も不当逮捕や労組への捜索、滞日の強制送還、争議高額損賠攻撃などの治安弾圧がおこなわれている。現場ではねかえす闘いから治安管理国家化を撃つ必要。
B「戦争と治安管理強化」をはねかえす、今後の運動の方向について。
最後にみんなで歴史的な「勝利したぞ!」コール。12月11日には弁護士会館で「祝う集い」が行われるようです。
■9/28
霞ヶ関で対法務省情宣 
「ダーティーな捜査手法」導入を叫ぶ中井国家公安委員長(09/09/21日経) ↑クリック
共謀罪の復活を狙う法務省に対するチラシまき情宣を行いました。
またチラシでは、新政権の中井国家公安委員長が就任会見などで「司法取引」「おとり捜査」に盗聴拡大をも視野に入れた「ダーティーな捜査手法」導入の意向を表明したことを徹底弾劾。そもそもこの3つの新捜査手法は、共謀罪の新設にあたって導入不可避なものとされる代物であり、絶対に認められません。緊急の呼びかけに予想以上に多くの仲間が結集、あっという間にチラシを配りきりました。
参考資料:当日まいたチラシ(破防法・組対法に反対する共同行動)
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■7/15 国会前で勝利宣言
永久廃案へ進む

運動の長さを感じる、5年前の「即席」横断幕
7月21日の衆院解散による、共謀罪の3度目の廃案が確実となりました。これをもって、この日の国会前集会は「反対運動による勝利」を宣言するものとなりました。2003年国会初提出以来の6年以上もの攻防、とりわけても三度目の共謀罪を巡っての幾度もの強行突破策動をストップしてきたたたかいは、自公政権崩壊情勢を迎える中で「ひとまず粘り勝ち」となりました。この勝利の地平を宣伝し広げ、二度と出せない「永久廃案」に追い込もうではありませんか。
集会では、共謀共同正犯の拡大など現実の運用での共謀罪社会の進行とたたかう仲間たちが、「二度と出せないようにする」「権力はあきらめているわけではない」と共謀罪廃案の成果とともに今後の課題を確認。「反テロ」「安全安心」「迷惑防止」といった論理への野党のもろさを見据え、新たな段階、今までと違ってある意味では複雑で困難な今後のたたかいを、勝利の地平を踏まえて構築していくことにしました。
共謀罪に執着してきた法務省は、手をかえ品をかえて再チャレンジを狙っています。「条約」をたてにする、法案を分割する、「反テロ」法と称して通すなどの画策を許さず、「戦争と治安管理国家化」総体を撃つ運動を、地域・学園・職場を基礎に拡大することです。
6年以上の攻防(署名運動としては4年弱か)を総括する勝利集会も検討されています。その際にはぜひご参集を。
■7/4 ポスト・シンポジウムを開催

7・4反戦・反治安ポストシンポが成功 … 奥の机中央が
宮本弘典
さ
ん
(関東学院大教授)、右隣が木下ちがやさん(一橋大学大学院)
日本基督教会館で、戦争と治安管理シンポ4のポスト企画討論会を行ないました。小さめの会議室だったのですが、そこに予想を超える45名の方にご参加いただき成功。
反「テロ」戦争下、露骨な治安法強化だけではなく行政措置、さらには非合法手段をもつかった国家による治安管理強化の動き、「安全・安心」などと称した社会への管理の浸透とどう対決していくか。宮本弘典・関東学院大教授の講演と木下ちがやさんのコメントを受けて、様々な参加者からの意見・討論で盛り上がりました。
監視カメラ増強の市民監視、警察と通じた企業の労働者支配、御用化するマスコミ。「安全・安心」という名の治安管理は多数者のものか、少数の金持ち支配者のものか。若者の管理へのしたたかな抵抗、共謀罪の3度目の廃案情勢、治安管理に抗う「少数」はいかに多数を獲得するか?「テロ」反対を掲げることで治安管理強化を進める動きと今後の治安政策をラディカルな立場で見据えながら、短い討論時間は過ぎていきました。
■6/12 国会前:「共謀罪はえん罪うむ」
梅雨入りですが、晴れて暑い日です。機動隊が周辺に随分いたり、さらに警備がプラカードを撤去せよ、などとでたらめな妨害。問題にならない。いつもどおり、座り込み・宣伝行動を続ける。
チラシ題は「えん罪うみだす共謀罪」。チラシを目にした人は、けっこう受け取る。足利事件えん罪釈放が大きく取り上げられているなかで、注目されています。結局、「疑わしきは罰せよ」という改憲と共謀罪を先取りした治安管理国家化としてある警察・検察と裁判所の結託体制がえん罪をもたらしている。当該に、虚偽の自白させる脅迫的取調べで、無期懲役という重刑を強い、再審・再鑑定要請も足蹴にしてきた権力当局は到底許せるものではない、ということです。そして治安管理国家化の要たる共謀罪は話し合うだけで罪になる。えん罪をもたらすことうけあいなのです。
昼集会でも司会を先頭にそこらへんを触れています。事務局からは、共謀罪廃案に「王手をかけた」「3度目の廃案を、運動の力で勝ち取る」と訴え、当面の方針として、7月4日の反戦反治安管理シンポのポスト企画集会、また衆院解散状況にあわせて新たに7月15日(水)国会前行動が呼びかけられました。
発言は、入管問題から現在の状況(採決がストップしている…「国会」ページ参照)の報告と闘い。反戦団体・百万人署名運動からは恒久派兵法問題と憲法審査会規定弾劾、また反核問題、さらに暴力行為等処罰法での法大弾圧、6・14渋谷全国集会へ、など全面展開。保安処分・医療観察法反対の仲間から「精神障害者」への治安管理・隔離政策弾劾、共謀罪・裁判員などの強制・弾圧を串刺しにする批判。最後に渋谷・宮下公園のナイキ公園化(東京新聞に載った)反対の運動から。ヤマ場に入るなか、13日の緊急集会をよびかけました。
最後にゴリッとシュプレヒコールを国会につきつけ、集会をしめました。
■5/28 治安管理法許さない国会行動
なんだかんだでここ最近の行動では、本格的雨に当てられずにきましたが。まあ雨が降っても台風が来ても決行してしまったりするのがここいらの人々です。天気がどうあれ国会内でよからぬことあればみんな駆けつけてきます。傘とカッパとビニール袋でしのぎながらチラシまきもマイク宣伝もしっかり行います。
さて共謀罪はもちろんですが、「戦争と治安管理」ということでは、まず同じ衆院法務委員会で入管法体制の大変更がされようとしており、「在留カード」導入を柱とした一元管理を基本に与党が採決しようとしています。これは住基と連動しており、対「外国人」を先鞭とした一大治安管理システム構築の動きが見え隠れします。集会でも多くの方が入管問題に触れ、また午後には院内集会もありました。
今回の国会前昼集会では、裁判員制度による治安動員、ソマリア派兵と海賊新法、保安処分、労働争議、改憲問題、などなど大きな問題を串刺しにしつつ、治安法体制の中心に座る共謀罪を葬る運動をしっかり位置づけていくことが必要であることが確認されたと思います。
さらに共謀罪を先取りする治安弾圧として、99年盗聴法と共に反対してきた運動潰しの法律・組織的犯罪対策法の政治団体初適用の問題が報告。今月の暴力行為等処罰法(治安維持法と一体で労働運動などを弾圧してきた)による法大学生弾圧についても反撃へのアピールがなされました。そもそもどの組織弾圧治安法も成立前は社会運動に適用しない、と答弁したり付帯決議したりしたものばかりで、こういう現実をはじきとばしながら「労働運動・市民運動には適用しない」(法務省答弁)わけがない共謀罪とたたかいましょう。
■5/12共謀罪と入管・裁判員で国会昼集会

蒸し暑い日です。そこに日露会談警備が重なり、普段国会前を知らない派遣警官(いわゆる派遣労働者ではないですよ)がチラシまきにケチをつけてきてなかなかうっとおしいが、軽く受け流しておく。一方、国会見学の小中学生が列をなしており、チラシを読み、シュプレヒコールに唱和する人も。うれしいね。
衆議院法務委員会では、在留カード導入による在日・滞日外国人の治安監視一元化を柱とする入国管理法改定案が審議、早ければ今週中にも採決とも。このあとにはもうほとんど共謀罪法案くらいしか残っていません。ビラや昼集会では、戦争と治安管理のあらゆる動きをゆるさず、共謀罪5月審議入り強行を阻止し、今国会で廃案にしようと訴えられました。
発言では、在留カードによる治安管理強化に国会議員の危機感が薄い、と衆院法務委審議の傍聴報告。差し迫る採決情勢に抗議運動の拡大をとの訴えがありました。また5月21日施行が予定されながらますます批判が高まっている裁判員制度への実施反対のアピールもありました。「制度の導入に反対」が62%(5/3読売新聞。前々回40%から増)と、「お上の人殺しへの強制動員」への反発がいよいよ高まっているなか、「大運動」が呼びかける連日街宣・デモにたとうと宣伝。
次回共謀罪行動予定は5月28日(木)。ここを、廃案を勝ち取る「総決起集会」にしていこう。
■4/21(火) 悪法ならぶ国会にこぶし上げ
法務委員会では入管法の他は共謀罪のみ。また、海賊新法の早期採決情勢と、大幅延長論が出てきて、再び緊張が高まりつつあります。私たちはしかし、先行き不透明な国会内情勢によることなく、廃案を勝ち取るために粘り強く「大衆運動」を軸に進めていきます。法案的には当面して4〜5月が勝負です。
小雨が降ったりやんだりのぐずついた空模様でしたが、昼集会には多くの仲間たちがかけつけ、衆院第二議員会館前通路に長く並びました。植え込みには、ツツジと菜の花が共に咲いています。
集会では事務局が国会情勢と廃案の展望を提起。発言は東京都安全安心条例改悪との闘い、弾圧と闘う労働運動、自治体パート争議、弾圧救援会から。
「救援会」とは、カルデロンさん一家への入管の強制退去攻撃と一体で強行された「外国人追い出しデモ」に対する抗議行動の際、抗議行動の側に警察が逮捕弾圧してきたことに関するもので、救援協力の訴えがありました。
また、弾圧とたたかう「ス労自主」石油労組からは事務局提起を踏まえて、裁判員制度の問題を訴える夜の日比谷野音集会への結集を決意表明し、またかつて初めてかけられた弾圧が「証人威迫罪」というもので、「暴力団のお礼参りへのもの」とかいう付帯決議付きで刑法に入れられたものが、労働運動弾圧にかけられたという事実を暴露しました。共謀罪でも「労働運動・市民運動に適用することはありません」と法務省は言っていますが、そんなのは全くのペテンだということを明らかにする上で、こういう実例はとても重要です。
特に5月連休明け以降に、共謀罪審議入りを巡って法務委員会は緊張が高まります。会期大幅延長であっても廃案を確実にするために5・12(火)と5・28(木)の国会前行動を打ち出しました。
■4/3(金) 国会前行動:廃案まであと少し

暑いほど天気のいい日でした。一気に桜が咲き、花見や入社式や研修やで大勢出歩いています。こうなるとやはり、千鳥が渕も永田町も「繁華街」とみなして安全安心条例の街頭行動規制対象にしてくるのでしょうか。改悪条例4月1日からの施行強行の中、しつこい警察の妨害も追い払って国会に登場しました。
参院60日規定からして、本日まで与党が共謀罪を動かせなければ、成立は非常に厳しい日程となります。そこで今日の行動を打ち抜いて、いよいよ廃案を勝ち取りにいこう、というわけです。
昼集会では、戦争と治安管理強化の様々な動きが、犯罪対策閣僚会議「行動計画2008」のもとで総合的系統的に進められていること、その治安法体制の中心に共謀罪があることがおさえられ、これまでの闘いと今日の行動が共謀罪の廃案をつかみ取る重要なものであることを確認。都安全・安心条例と「有事国民動員」、入管法の問題、共謀罪先取り弾圧、治安維持法・横浜事件などとの闘いが各発言者から述べられました。
■3/22(日) 反戦・反治安管理シンポ4が成功

東京・大崎の南部労政会館において、「3・22戦争と治安管理に反対するシンポジウム4」が行われました。69賛同人・78賛同団体、100人以上の参加で、2つの全体集会と3つの分科会において議論を深めました。   
主催側から、足立昌勝教授(関東学院大)【左上写真】が「安全・安心」=監視の大学への浸透に抗議した報告を交えて挨拶。メイン講演は、「反テロ戦争と新自由主義」下の治安政策の変遷という中心的大テーマを、永嶋靖久弁護士【上中央】が実証的に解き明かそうとした大作。犯罪数が延びていないなかでの各国の獄中者の激増が、新自由主義30年のなかでの格差拡大と合わせて増えていることと、あわせた「貧困を裁く」治安管理のグローバル化、そして開始された「反テロ」戦争が、軍隊と警察の融合とあらゆる国力の要素の動員のもと、国家が個々の犯罪行為を裁くのでなく憲法停止で政治目的を裁くところに踏み込んでいることを指摘するなど、40分では収まらないテーマと内容でした。
連帯挨拶は、東京都安全・安心条例改悪反対の「ディストピアTOKYO」に参加している仲間から【右上】
。住民動員を水路にした街頭行動弾圧をもたらす条例改悪に反対し、活動を広げて当日抗議行動を行っていることを報告。当集会との口頭エール交換を行うことにしました。
  
次に、おなじみ日弁連の山下幸夫弁護士【左上】。旧共謀罪ワーキングチームの国際刑事法対策委員会事務局長です。共謀共同正犯の共謀罪先取り的な適用拡大に警鐘を鳴らしつつなんとしても共謀罪法案を絶対に阻止しようと訴え。衆院解散で廃案になっても法案の分割提出などを含め追求してくることも想定し、国会がどうなっても気をゆるめることなく闘い続ける必要があるとしました。最後に全国ユニオンの安部誠さん【中央上】。派遣労働者の中途契約解除の労働相談が多く寄せられていること、寮・住居叩きだしの問題が深刻なこと、さらに正社員へと、この2、3ヶ月でどんどん拡大していくことに対して私たちはどうすべきか、社会平和の方向について問題提起。
全体集会1の次は分科会(後述)。さらに全体集会2を行い、特別講演として早尾貴紀さん(社会思想史研究、パレスチナ・オリーブ仙台)【右上】がイスラエル・パレスチナ問題の視点を提起。「ハマスも悪い」論ではなぜ年末年始にイスラエルが「突然」ガザ攻撃したかが見えない。国際監視団のもと正式に選挙されたハマス政府の要求は、イスラエル軍撤退・パレスチナ承認(を条件としたイスラエル承認)。93年オスロ合意以降のユダヤ人入植地拡大、パレスチナ諸権利の棚上げに対し生きるためにパレスチナ人はパレスチナ囲い込み・切捨てのオスロ合意にノーを選択した。オスロ合意を盾にパレスチナを徹底的に蹂躙・従属させ、抵抗すれば叩き潰す立場のイスラエルはハマスの要求を認められない。ハマスの抵抗を口実に交渉のテーブルをひっくり返すものとして攻撃を行った。これを支持する日本。等々のパレスチナ問題の現実に根ざした深く鋭い提起が行われました。この「戦争と治安管理」は日本と無関係ではありえません。
   
第一分科会【上写真の左上側】は、「檻のなかの「安全・安心」を問う」として、提起者は古屋哲さん(移住労働者と連帯する関西ネット)で在留カード導入の入管法改悪問題。瀬下みわさん(ジャーナリスト)からは、グーグル「ストリートビュー」人権侵害問題。
第二分科会【右上側】は、「刑事司法の腐敗を撃て!」として法大救援会の下岡さんから新自由主義大学と対決する法大学生運動の弾圧攻防、西村正治弁護士は裁判員制度批判と4/21日比谷野音集会総結集の呼びかけ、大山武さん(統一獄中者組合)からは日本の厳罰化と死刑執行急増について。
第三分科会【左下側】は、「排除社会への転換を断ち切ろう」。山本真理さん(全国精神病者集団)は、保安処分の問題を、黒岩大助さん(渋谷のじ連)からは、野宿者排除との闘いと宮下公園のナイキ公園化反対運動。
【上写真右下】は、全体集会2の様子。会場の後ろ側では、フリーコーナーとして救援団体などの展示やパレスチナ物品販売、さらに「共謀ひろば」においても好評だった喫茶の登場。「サパティスタ」コーヒーやサンドイッチ、パスタが提供されました【左】。
全体集会2は、早尾さんの特別講演と分科会報告の後、宮本弘典教授(関東学院大)の発言でまとめ、山脇晢子弁護士が閉会の挨拶。小雨をものともせず大人数で交流会に向かいました。共謀罪永久廃案、戦争・治安管理に風穴をあけるべく内容と方向、陣形を前進させました。
■3/8(日) 有楽町で3・22シンポを宣伝

銀座と有楽町の名所・有楽町マリオン前で街宣
JR有楽町駅のそば、マリオン前で3・22反治安シンポの宣伝行動を昼に行いました。九州からかけつけた人も含めて述べ15名ほどの仲間でマイク情宣・チラシまき。HPにA3二つ折りのチラシをアップしていますが、ここでまいたものはさらに2色刷りにした黄色チラシ。久々のマリオン前登場でしたが、寒い中でもチラシを受け取ったり関心をもつ人は結構いたようで。何人か交代でマイクを持って、戦争と治安管理ゆるすな、労働者の団結をハカイする共謀罪を廃案にしよう、など思い思いに訴えました。
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署名運動呼びかけ人・山脇弁護士が最初に訴え |
幅広く展開してチラシをどんどん配るぞ |
■2/24(火) 寒中、粘りづよく国会前に登場

一気に冷え込んだ日、政治混乱のきわみにある国会に対し、今こそ共謀罪廃案を、と断固登場しました。朝の駅頭宣伝に国鉄解雇労働者も来ていたので、私たちは「解雇撤回、労働運動への警察の弾圧を許さないぞ」、とチラシまきを行いました。現在の大量首切り情勢と対決する団結を許さない、というのが共謀罪新設です。
座り込みしようと荷物を取り出すと、イスがない!しまった!というわけで、座っているのも寒いので?立ち行動になってしまいました。立ちながら道行く人にみんなで宣伝。
昼集会では事務局が、組対法の政治団体初適用弾圧裁判でのさらなる弾圧で11名逮捕、連帯労組関西生コン等への弾圧で5名逮捕(のちに3名起訴)と弾圧の踏み込みが2月にエスカレートしていることを指摘。やはり「派遣切り」情勢での労働者の怒りの高まりに、治安当局がなんとか圧殺しなければという意志が感じられます。
発言は、山谷関係から防災訓練問題、三多摩合同三信自動車争議、ス労自主、東京都安全安心条例改悪(「繁華街」なる所での活動規制)問題、組対法弾圧問題とありました。三信自動車争議からは、金融恐慌、資本主義自壊を目の当たりにして「職場に根ざして闘う」と訴えがあり、当日に反弾圧全国統一ストに立ったス労自主(石油労組)からは、共謀罪が労働運動弾圧が起源であることが明らかにされ、解雇撤回を高々と掲げて共謀罪阻止へともに闘う決意が述べられました。
次は3月22日の戦争と治安管理に反対するシンポジウムです。目の前に広がる「資本主義の崩壊」のなかで一挙に強まる戦争への動きと治安管理強化。治安維持法下の弾圧・密告社会の歴史を見るまでもなく、治安管理する側に立ってケーサツにタイホと弾圧をお願いするのか、それとも仲間を信頼し、戦争と治安弾圧を共謀と団結でふっとばすのか。3・22シンポを成功させてハッキリさせていきましょう。
■1/31(土) 共謀罪・戦争と治安を巡り討論
西早稲田の日キリ会館で治安管理の現況と方針を巡る討論会を行いました。
最初の提起は関東学院大の足立昌勝教授から。近現代において確立した司法警察(事件後の捜査)から、中世のあるいは日本の戦前のような行政警察(司法警察の上に立つ予防警察)への転換、すなわちかつて道徳(品格?)
・風俗やら健康看護やら質屋料理屋の営業許可やら不法予定者への非公然監視活動まで社会生活の全般的管理介入を行っていたような、行政の中軸となる(今で言う総務省・法務省・厚生労働省やらを合体したような)戦前の内務省型警察国家体制が推進されていることへの批判を展開。「行政法の中軸は警察法」とうそぶき共謀罪新設を扇動する行政警察推進の急先鋒・櫻井敬子(学習院大教授、警察政策学会)らへの徹底批判を宣言。
2つ目は「共同行動」事務局から、共謀罪反対闘争の総括と展望を提起。「現代版治安維持法」の名を浸透させて長期に渡って阻止し、支配の戦争・治安管理戦略に大打撃を与えてきた画期的地平を確認。本気で阻止すべく、理論的運動的蓄積を踏まえて運動陣形をどう構築していくかが課題として出されました。
2つの提起を通じて、共謀罪を巡る動きと犯罪対策閣僚会議の「行動計画2008」(2008年12月策定)をどうみるか、を軸に議論が進みました。
・3度目の廃案を永久廃案につなげる陣形とたたかいを展望しつつ、粘り強い行動とともに、政治取引・分離制定・大連立・やぶれかぶれ強行採決など、政府・与党・法務省のあらゆる戦術に対してもアンテナを高くした迅速対応が問われる。共謀罪・治安支配との今後の闘いにはサイバー法や「条約」への運動体の姿勢が課題。
・「行動計画2008」は、2003年の「行動計画」を踏まえた治安管理計画の集大成であり、これへの対決・批判が決定的と。日経新聞などは「力の治安対策を転換」などとキャンペーンしているが、全く違ってむしろ「総合化」…力はさらに強化し、一方で「社会不安」を取り込む「ナチス的」なもの。
・たたかう者、従わない人々への力による封じ込めでの団結破壊と一体で、解雇・格差拡大をガシガシ進めるなかで必然的に出てくる民衆の分断・孤立・不満を、どう支配・統制し「社会」に取り込むか。不満を募らせる青年労働者対策、そして「秋葉原事件」への対応としてもあらわれている。大量解雇の世の中で「安全・安心」とは全く転倒した話だ。世界中で労働者のデモが起こっているなか、共謀し団結してたたかう労働者民衆への力と脅しで団結破壊を狙う武器として、共謀罪はある。
他に、入管法改悪による「在留カード」「外国人台帳」新設の治安管理強化の問題、社会奉仕命令などの保護観察強化、「8割が拒否や消極的」「司法改悪に<国民>を動員し裁く側の支配者意識を植え付ける」と不評の裁判員制度を5月に強行する動きと弁護士会での延期決議続出(1月下旬には千葉弁護士会も)など。定額給付金給付条件の銀行口座届出は治安管理ではないか、との意見も(実際、自治体方針に抗議した人々に口座凍結強行したとんでもない所もある)。
全く書ききれませんが、そんなこんなで、運動拡大、各戦線とのジョイント、マスコミ対策なども討論され、結論的には、国会前行動の継続と、3月22日(日)の「戦争と治安管理に反対するシンポジウム4」の成功を勝ち取るということです。
■1/5(月) 国会開会:派遣切り許さず共謀

1/5 日比谷「年越し派遣村」からのデモにエール
1月5日に通常国会が開会。「派遣切り」が問題となるなかで、生きるために労働者が共謀する時が来たんだということと、ブームとなった「蟹工船」小林多喜二が、日本が戦争へ向かう過程で治安維持法と特高警察によって殺された歴史をふまえて現代の治安維持法=共謀罪新設を6年に渡って阻み続けていることの大きさを感じながら、今年一番の行動を行いました。
簡単に昼情宣を行った後、日比谷公園の「年越し派遣村」からのデモを迎えました。首切り許さず生きるために共謀しよう、と前面に出した共謀罪反対チラシを「まくから」とまとめて持っていく人も。
いよいよ共謀罪法案の3度目の廃案が間近。ねばりづよい行動とともに、情勢にかみあい、共謀を広げて永久廃案をかちとろう。
■12/16(火)国会で「解雇許さず共謀しよう」

特に大きな動きがなければ、今年最後の国会前行動。結局臨時国会では11月まで委員会も開けず、共謀罪に手をつけるどころか政府・与党自らが崩壊しかねない政治麻痺状況のなかで、私たちは共謀罪制定を阻止し、廃案・永久廃案へまた一歩前進を勝ち取りました。
朝から国会前駅頭で、「大量解雇など言語道断! 労働者は共謀してたたかうぞ!」という時流に乗ったサブタイトルをうったチラシを配布。こういう共謀をこそ圧殺するために結局は共謀罪が使われるであろうことは、「蟹工船」を書いた小林多喜二を殺した治安維持法の歴史からもわかるでしょう。
そして比較的(あくまで比較的)暖かい日差しのなかで座り込み。昼近くになると座っている場所が日陰になってしまうのでうーん微妙。
昼には街宣的に小集会。中大生協争議の方の司会のもと、「派遣切り」情勢の中で先行的に街頭に放り出されながら生きるために闘っている野宿労働者から発言。各市民からも、麻生政権を風刺する詩や、解雇許さず共謀して世の中変えよう、という訴えもなされました。事務局は共謀罪闘争の勝利の地平と、継続審議を許さず廃案へと闘う方針を確認、今年の最後は上写真のように力強くシュプレヒコール! 激動の折、来年は新年5日に国会開会日行動です。
■11/28(金)雨模様でも流動国会切り込み

激しい雨も、国会前に着く頃には小降りに。警察の妨害をはねのけ、いつものように座り込む。国会見学の学生たちがバスから大勢おりてくる。すかさずマイクで共謀罪問題を訴え、チラシをまくのでありました。
昼には簡単な集会。「共同行動」事務局が情勢を確認し、そして郵便労働者や争議団、野宿者などが発言。
衆院法務委は再び先の見えない状況です。ここにおいて私たちは、臨時国会で法案を通す時間的政治的余裕のない段階においこんでいます。さりとて政府法務省はサミットでの公約の手前、「死んだふり」もできず、森法相は「速やかに成立を」と所信演説。強行成立を決してあきらめておらず、気は抜けない状況です。

<左>国会前にバスで乗りつけ、議事堂に入る小学生の列
<右>座り込みの様子。マイクで国会前の人々に呼びかける
■11/11(火)法相所信表明を迎え撃つ

解散もできずますます泥沼の危機にはまる麻生自公政権のもと、11月11日に衆参法務委員会が開かれました(今国会で初めてか)。森法務大臣が所信表明演説を行い、「共謀罪をすみやかに成立させる」意志を明確にあらわしました。追いつめられてもあくまで共謀罪新設に執着する姿勢にたいし、私たちはこれを迎え撃つ国会前座り込み・情宣を昼を前後して行いました。
寒い中の緊急的行動にもかかわらず、仕事の合間や遠くから駆けつけてくれる仲間などが参加し、宣伝グッズでかざりながら、議員や労働者、見学の学生などにマイク宣伝とチラシまきを元気に行いました。

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